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“山下達郎 Performance 2024“、ついに千秋楽〜島根県民会館のライブ

“山下達郎 Performance 2024“、遂に千秋楽を迎えました。“遂に“と言うのは、山下達郎の体調不良により、何本かがリスケされたことによります。12月5日の公演に至っては、コンサート半ばで中止、その振替公演が1月17日に無事終了、ようやくツアー終了となりました。この日のNHKホールに行かれた方、そして振替公演に都合がついた方は、1.5回分のコンサートを体験できたことになります。

私が行ったのは、10月13日(日曜日)の島根県民会館での公演。その旅の模様は、何回かに分けて記録したのですが、コンサートについてはツアー中ということもあり、何も書いていませんでした。

ということで、当日の記録です。

1978年のアルバム「GO AHEAD!」からシングル・カットした“BOMBER(ボンバー)“が大阪のディスコでヒット、私もその頃に山下達郎の存在を知り、続く「MOONGLOW」(1979年)、「RIDE ON TIME」は大学時代の愛聴盤でした。ところがコンサートには縁がなく、初めて行ったのは2019年のNHKホール。コロナ禍明けのツアーもエントリーしていましたが、なかなか抽選に当たらない。ファンの方はご存知の通り、大箱ではやらないポリシーなので、競争が激しいのです。

東京は難しいと、地方公演を狙う人も多数いるのですが、我々が向かったのは島根公演。細かい経緯は省きますが、チケットをゲットして島根へ。既報の通り、前夜は竹内まりやの実家に宿泊し、気分は最高の状態でホールへ赴きました。

会場の島根県民会館は、座席数1537。達郎がコンサート中に数度、「これくらいの大きさのホールが一番いいんです」と話していました。ちなみにNHKホールは約3600席です。

そんな空間で、我々の席は前から7列目!

オープニングは、2019年同様“SPARKLE“。最初、音のおさまりがちょっと悪いように感じたのですが、曲の後半になると落ち着きました。この曲で、客入れ後のサウンドチェック、修正をかけるという職人技なのでしょうか。

2022年発表、11年ぶりのオリジナルアルバム「SOFTLY」から、“LOVE'S ON FIRE“、“人力飛行機“を演奏した後、1980年のアルバム「RIDE ON TIME」から、“夏への扉“。SF小説好きの達郎が、ハインラインの小説にインスパイアされた楽曲ですが、私の大好きな曲の一つ。この辺で、もう気分は絶好調です。

セットリストは、シュガーベイブ時代の“今日はなんだか“を含む、長いキャリアをカバーするもの。「あの曲聴きたかったのにー」を少しでも減らすべく、メドレーで曲のサワリを入れ込むサービス。その中には、キャロル・キングの“You‘ve Got a Friend“も含まれています。

ア・カペラのコーナーでは、「今年は『BIG WAVE』発表から40周年だったけど、なにもやってあげられなかったから」と、“ONLY WITH YOU“と“I LOVE YOU, PART II“を披露してくれました。

MCで面白かったのは、竹内まりやのデビュー45周年・新譜・2025年のツアーにふれ、「今日はカミさんは、仕事で東京です」とコメント。地元・島根なので、コーラスへのゲスト参加を期待していた客席からは、「えー!」という反応。達郎は、「俺のせいじゃない!」。そう言えば、コンサートの冒頭に、「今日は親類演者はいないので気楽」と話してました。

コンサートのクライマックスは、定番の“Let's Dance Baby"、本編ラストは“アトムの子“。この時、マンガ「20世紀少年」を思い出したました。

アンコールは、怒涛の“パレード“〜“RIDE ON TIME“(この日は、達郎の声は絶好調)〜“恋のブギ・ウギ・トレイン“。最後はしっとりとl、“YOUR EYES“。

とにかく、ライブハウスで聴いているような親密な時間がずっと続いて、こんな贅沢はないと思って過ごしたコンサートでした。

Nさん、ありがとう! 山下達郎、今年は巳年の年男72歳でデビュー50周年。今年もどこかでツアーを観たいものです。もっとも、竹内まりやの“SOUVENIR 2025“札幌公演(こちらも東京・横浜はことごとくハズレ)に行く予定なので、姿は見られる予定です



*ツアー・メンバー

伊藤広規(B)、難波弘之(Pf)、柴田俊文(Key)、鳥山雄司(G)、宮里陽太(Sax)、小笠原拓海(Drs)、ハルナ/ENA/三谷泰弘(Cho)


**セットリスト

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