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ESPNが選ぶ21世紀のサッカー選手〜そしてパリ五輪の女子サッカー

スポーツ情報サイトESPNに、“Ranking the top 25 men's soccer players of the 21st century“という記事が掲載されていた。投票者が誰だったのかは不明だが、“thousands of votes"によって選ばれたようだ。ランキング好きの私としては、チェックせざるを得ない。

1位はアルゼンチンのリオネル・メッシ。直近もコパ・アメリカで優勝。ESPNに掲載されているタイトル等は、スペイン(LaLiga)のリーグ・タイトル10回、同国王杯7回、チャンピオンズ・リーグ優勝4回、同得点王6回、ワールドカップ優勝、バロンドール(年間最優秀選手)8回、バルセロナ、アルゼンチン代表として歴代最多得点。あらためて眺めると、すごい記録である。文句なしのトップ。

続いてポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド、その他10位以内の現役選手は5位のモドリッチ(クロアチア)、6位エムバペ(フランス)。残念ながら、パリ五輪に出場する選手はいない。

興味深かったのは、3位にティエリー・アンリ、同じフランスのジダンが4位、2人ともワールドカップ優勝メンバー。彼らが優勝した1998年フランスW杯は、私が初めてイギリスで観戦した大会で印象深い。中でもジダンの活躍が記憶に残っているが、アンリの方が上なのか。もっとも、アンリはアーセナルに長く在籍していたので、私にとってはより身近な存在ではある。なお、アンリは、パリ五輪のフランス代表監督として指揮を取る。

この記事に続いて、“Ranking the top 25 women's soccer players of the 21st Century“という女子バージョンも掲載されていた。

こちらの1位は“サッカーの女王“、ブラジルのマルタ。FIFA年間最優秀選手選出6回、ブラジル代表として通算最多得点、ワールドカップも同様。ただし、ワールドカップ及びオリンピックでブラジルはまだ優勝できていない。マルタにとってパリ五輪は、おそらく最後の大舞台となる。

2位はスペインのアイタナ・ボンマティ(MF)、スペイン・リーグで5回の優勝、チャンピオンズ・リーグ優勝3回で2度MVP。ワールドカップ優勝及びMVP、2023年バロンドール。26歳、おそらく今の女子サッカー界で最高のプレーヤーだろう。

3位もボンマティ同様バルセロナ所属、スペイン代表のアレクシア・プテジャス(MF)。やはりW杯優勝メンバー、バロンドール2回。

日本の女子が初戦で対戦するのが、この二人を擁するスペイン。7月26日0時キックオフ(今晩だ)、最高のカードでの開幕である。そして第2戦がマルタのブラジル。日本にだって、熊谷紗希がいる。(今日のESPNでは、前述のランキングのアジア・アスリート版が掲載されており、熊谷は23位。ちなみに、1位はボクシングのパッキキャオ)

なお、男女通じてこのESPNのランキングに登場するのが、女子11位の澤穂希。今も目に焼きついているワールドカップでのゴールが、記事の中にも登場している。流石、国民栄誉賞チームのキャプテンである。

男子は、パラグアイと対戦。前半に先制した後、25分に相手に一発退場レッド・カード。前がかりになるパラグアイを凌ぎながら、追加点を量産して5−0と快勝。

女子も続け! サッカー日本五輪代表チーム、がんばれ!!


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