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NFL知ったかぶり(2024ー25年シーズンもあと1試合)〜明日はスーパーボウル
いよいよ、明日2月10日、日本時間朝8時半、第59回スーパーボウルのキックオフ。
会場は、ニューオーリンズのスーパードーム。対戦はAFCカンザスシティ・チーフス対NFCフィラデルフィア・イーグルス、2年前の再戦である。
前回はチーフスが38-35で勝利、チーフスの前人未到の3連覇なるか、それともイーグルスが雪辱し、2度目の頂点に立てるか。
基本は1月28日の記事の通り。まとめを再掲すると、
“力“のイーグルスか、“勝負巧者“のチーフスか。QB、RB、レシーバー陣、両チームともタレントが揃っていて見どころ満載。現状、得点差オッズは1.5点チーフス優勢。下馬評はほぼ互角ということ。
泣いても笑ってもあと1試合、好ゲームを期待する
本日は、以上です。
というのも愛想がないので、少し掘り下げよう。
まずオフェンスにおける、レギュラー・シーズンの数字を見よう。獲得ヤード数では、イーグルスがリーグ8位、チーフスが17位。内訳を見ると、パッシング・ヤードではチーフス14位、イーグルス29位、ラッシングはイーグルス2位!、チーフス22位。鍵の一つが、シーズン計2005YD、オフェンス最優選手に選出された、イーグルスのRBセイクワン・バークリーをいかに止めるかが、チーフスにとってのポイントになることがよく分かる。
ディフェンスの方も、被獲得ヤードで、イーグルス1位、チーフス9位と、フィラデルフィア有利。DTクリス・ジョーンズなどを擁するチーフス守備陣は決して悪くないが、イーグルスは強力である。
こう見ると、強力なオフェンス・ラインと、バークリーのみならず、QBハーツ、WRにはA.J.ブラウン、デヴォンタ・スミスと、いい面子で、数字に表れている通り、地力はイーグルス優勢という感じである。
一方で、勝負強さのチーフスは、やはり豊富な経験に裏打ちされた、大一番での能力発揮。その象徴が、QBパトリック・マホームズとTEトラビス・ケルシーのホットライン。POテキサンズ戦で、マホームズが足元にくらったタックルで前に倒れながらも投げたパスが、ケルシーにピッタリ収まったシーンは、その最たる例の一つである。このコンビをイーグルスがおさえ切れるか。
イーグルスとしては、接戦に持ち込まれ、「フットボールの質では優ったが、勝負には負けた」となることを避けたい。その為には、なんとか2ポゼッション差に持ち込み、チーフスが追いすがれないよう、徹底的に叩くことが必要であろう。
接戦となると、スペシャル・チームの出来もポイントで、チーフスのKバトカー、イーグルスのエリオット、どちらもリーグ中位のキッカーだと思うが、彼らの出来も重要な要素になるだろう。
本日時点の点差オッズは、チーフスの優勢だがわずか1点。ほぼ互角という見通しである。
私としては、チーフスはややお腹一杯なので、イーグルスが一矢を報いるよう、応援しようと考えている