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バレーボール”Road to Paris“、今は日本男子が熱い〜ネーションズ・リーグ2023

BS-TBSで、バレーボールのネーションズ・リーグ2023が放送されていることをご存知だろうか。男女それぞれ16カ国が参加、各国予選12試合を戦い、上位8チームがファイナル・ラウンドに進出する。

予選は3週に分かれ、日本女子は日本・ブラジルを転戦、現在はタイでの最終週後半。7月1日朝の時点では、6勝4敗の7位である。

一方、男子は日本・ フランスと回り、7月4日から最終フィリピン・ラウンドへと入る。そして、男子は30年ぶりにブラジルを破るなど、8戦全勝で首位である。

妻が主導して観戦しているのだが、石川祐希、高橋藍といったイタリアで頑張っている選手らが引っ張り、これまで見てきた男子チームと一味違う。善戦するが惜敗ではなく、勝ち切る力を持っている。来年のパリ五輪に向けて、大いに期待できる感じである。

前述の通り、世界各地を転戦しているのだが、会場の盛り上がりが結構すごい。グローバルなバレー熱を感じる大会である。

そもそもバレーボールの世界大会の構造がよく分かっていなかったので、調べてみた。ネーションズ・リーグは、男子ワールドリーグ/女子ワールドグランプリを前身とし、2018年から始まった。これは、毎年開催される大会である。

この上に位置するのが、オリンピックと世界選手権(世界バレー)。どちらも、4年に一度の開催だったが、今年6月FIVB(国際バレーボール連盟)は、世界選手権を隔年開催に変更すると発表した。開催年は、オリンピックの前後、したがって次は2025年、その後は2027年となる。参加国数も32カ国に拡大する。

それではワールドカップはどうなったのか。1977年に日本で開催され、フジテレビの独占中継の下、以降日本での恒久開催という不思議な大会になった。12カ国が参加した2019年大会、男子はブラジル、女子は中国の優勝で終わったが、この大会をもってワールドカップは事実上終了した。

今年の秋、日本ではパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023という大会が開催される。ただし、これは3つのプールで実施される五輪予選大会の一つという位置付けであり、“ワールドカップ“という名前はミスリーディングである。とは言え、日本にとっては重要な大会である。

FIVBランキング上位24カ国が3つのプールに分かれ、総当たりで対戦、上位2カ国X3の6チームが五輪の参加資格を得る。これに漏れると、来年のネーションズ・リーグ終了時点のランキングで出場権を得る必要がある。したがって、日本としては地元開催の五輪予選で早々に出場を決めて、準備に専念したいところ。

その前哨戦の位置づけでもある、開催中のネーションズ・リーグ。これから、佳境に入る



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