見出し画像

“ニクシチ“を作ってみた〜植野食堂 by御食事処 志野

録画してあるBSフジ「植野食堂」のタイトルをブラウズしていると、メニューに“ニクシチ“なるものが登場していた。“ニクシチ“とは? そう思いつつ、再生ボタンを押した。

植野さんが向かった店は、五反田TOCビルにある定食屋「御食事処 志野」。こちらの名物メニューが“ニクシチ“なるもの。“ニク“は豚肉、“シチ“は七味、つまり豚肉の七味炒めである。

作り方を見ていると、豚バラ肉を、一度スープで茹でる。これによって下味をつけ、脂を落とす。こうして下ごしらえした肉をさっと炒め、そこに再度スープを加え、七味を振りかけて仕上がる。ご飯に当然合うし、ビールとの相性も良さげ。

がぜん、作ってみたくなった。

植野食堂のHPによると、1人分の材料は以下である。

豚バラ肉 100g
鶏ガラスープ(顆粒)30ml
かつおぶし粉
ラード

ブレンドとうがらし(韓国産粗挽き粉唐辛子 小さじ1/七味唐辛子 小1/いりごま 小1)
しょうゆダレ(しょうゆ大さじ1弱/きび砂糖少々/オイスターソース少々)

さて取りかかろう。妻との夕飯のメインとして、私は2人分で作った。豚バラ200gである。

上記のスープとは別に、中華鍋で湯を沸かし、鶏ガラスープ(顆粒)を適当に放り込む。
豚肉は、食べやすい幅に切り、スープが沸いたところで投入、さっと色が変わったらザルにあげる。

炒める時のスープだが、レシピの倍量60ml、今度は鶏ガラスープではなく、冷蔵庫にあった「味覇」を入れて溶く。かつおぶしの代わりに、だしパック(妻が少し使って袋が切られているもの)の中身を少々投入しておく。

ブレンドとうがらしだが、ご飯に合わせるわけではないこともあり、少しコンサバなアプローチに。上記の倍量にはせず、七味小1、ごま小1、韓国唐辛子の代わりに一味を入れようかと思ったが、花椒粉を小1合わせた。

しょうゆダレも、しょうゆ倍量とはせず大1強程度、砂糖は入れずにオイスターソースを気持ち多めに入れる。

ここからは一気である。先ほどの中華鍋を熱し、ラードはないのでごま油、下茹でした豚肉を加え、さっと加熱したらスープを投入、強火で熱し水分を少し飛ばしたらしょうゆだれ、ブレンドとうがらしを加え、混ぜ合わせたら出来上がり。

色目を良くするために、キャベツミックスを皿に持っておき、その脇に肉を盛り付ける。キャベツの側にマヨネーズを添える。

さてさて、一口食べてみるが、想像したほどは辛くない。丁度良い感じで、ビールならぬホッピーによく合う。キャベツがまた味を引き立てる。添えたマヨネーズをちょっと肉につけると、この味変も辛味との相性抜群。

豚肉への熱入れが最小限にとどまっているので、肉が硬くならずプルプルしていて素晴らしい。(少し残ったものを翌日レンチンしたら、この風味は無くなっていた)

辛味は、思ったほどではなかったので、次回は七味は倍量でも良さそうである。粉とうがらし/一味の多寡で辛味を調整するイメージだと思う。

普段、豚肉をあまり好んで食べない妻も合格点を出した。また挑戦できる



いいなと思ったら応援しよう!