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しろいはすのふみくら

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純粋法華経と日蓮聖人との会通

「日蓮聖人は漢訳『妙法蓮華経』を媒体として純粋法華経を見つめられている。これからは純粋法華経と日蓮聖人との会通を肝要としなければならない」
              第1章 作画解説1P

『時空を超えてⅡー真実をもとめてー②』 シナリオその1 70Pより

         <第2章>シナリオ出版について
中村元著『ブッダのことば』は1984年に岩波書店から出版され、2015年で58版の再版を重ねているベストセラーです。後発のワイド版、最近の電子版を加えれば、この書物がどれだけ多くの人びとに愛され、必要とされ、座右に置かれていることでしょう▼日本仏教徒だけでなく、世の人びとの多くが人間ブッダのことばにいやされ、自身の生き方をそこに投影しているのです。日本仏教徒は、供養等の仏事は檀家関係にある菩提寺に依頼しても、菩提寺にインドの地で私たちと同じ血液が流れていた人間ブッダがいた事実を問いません。宗派の祖師のずっと先にあるブッダを見させない宗派教義が大きな壁として存在し、その壁が終点だと思い込まされているからです▼こころの中で、きっとお釈迦さまに通じているんだと信じて、「お経」と呼ばれる漢文、あるいは「お経の簡単な解説書」と信じ込まされた「和讃」を読誦しているのが実際ではないでしょうか▼漢訳のテキストであったサンスクリット原本は、翻訳後に中国で処分されました。中国仏教の実態、漢訳経典の成立過程、漢訳内容の問題点が鮮明に浮かび上がってきた現代において、中国外の土地で入手したサンスクリット原本の研鑽が進む今、中国仏教という山脈や漢訳経典という大河を超えて、インド北部に響いた「ブッダのことば」に帰ることができるようになっているのです▼これからは、宗派祖師の教義がブッダとどのように関わっているのか。そこを現代の人びとは必ず求めてくるはずです。『ブッダのことば』がベストセラーである意味がその証左です……以下略

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