「何かを訴えるまなざし攻撃」を浴びました
今日は友達とお茶をしてきました。
こういう時期なので、話題に上るのはやはりバレンタインデーのこと。
友達から「G-darkちゃんは誰かにバレンタインチョコを渡すの?」と聞かれ、わたしは「うん。うちの父と職場の人たちにあげる義理チョコを買ったよ」と正直に答えました。
すると、友達が目をキラキラさせながら「Yさんには本命チョコをあげないの?」と聞いてきました。
まるで、クレヨンしんちゃんの「何かを訴えるまなざし攻撃」かのように。
何そのキラキラした視線!
目が! 目がぁ!
わたし
「ううん。あげたいけど、あげる予定は無いよ。あの人、きっと彼女がいるもん。迷惑になるよ」
友達
「もー! Yさん本人が〝自分には彼女がいます〟って言ったわけじゃ無いんでしょ?」
わたし
「無いけど。だってさ、かっこいいし、さりげなく気遣ってくれるし、いつもお仕事を一生懸命してて誠実さが伝わってくるし、ああいう人に彼女がいないはずが無い。もし今フリーだとしてもわたしなんかを相手にするはずが無い」
友達
「何その決めつけ。G-darkちゃんの頑固者! 分からず屋! そんなこと言ったらYさんも悲しむよ」
わたし
「…そういえば、以前仕事中に〝わたしなんか〟って謙遜のつもりでポロッと言ったら、Yさんが悲しそうな顔をして〝そんなことは言わない方がいい〟って言ってくれたことがあったな」
友達
「何それYさんいい人だな。他にもYさんの素敵エピソードを教えてよ」
わたし
「…照れるから教えない」
友達
「えー、教えてよ。ねえ、近いうちにYさんと会う予定は無いの?」
わたし
「…無くはない。でもあくまで仕事の用件でだよ。…もう! わたしを焚きつけるのやめてよ。最近Yさんと話すだけでもすごく照れちゃって、わたしの耳とか顔が赤くなって無いか心配なんだから」
友達
「何言ってんだ、今日わたしはみんなの代表で、まさにG-darkちゃんを焚きつけるためにわざわざ来たのに。いい感じの可愛い火種が勝手に消えようとしてるのを見過ごせないよ。G-darkちゃんの恋心に薪を焚べても燃え具合が悪いようなら、いっそガソリンをかけてマッチで火をつけてやる」
わたし
「ちょっ、カフェで危険な発言をするのはやめてよ! 通報されるかもよ? だいたい、恋心にガソリンをかけてマッチで火をつけるってどういう意味?」
友達
「Yさんに〝あなたG-darkちゃんのことどう思ってます?〟って聞くぞって意味」
わたし
「!!! それはやめて!!」
友達
「わたし、Yさんと面識は無いけど、どの人がYさんかは知ってるんだよ。ネタは上がってるんだ、観念しろい!!」
わたし
「ひー、悪代官様お許しを! …ねえこれ何の寸劇? なんで〇〇ちゃんがYさんを知ってるの? 職場も職種も全然違うのに」
友達
「〇〇(Yさんの職場)に知り合いがいるからさ、その知り合いに〝いつもG-darkさんがお世話になってます。友達なんです〟って挨拶したら、〝あー、G-darkさん。いつもYくんにジーッと見られてる人だね〟って言われてさ。わたし、Yさんの本名も知り合いから聞き出したよ」
わたし
「〇〇に〝個人情報保護〟という言葉は無いのか!?」
友達
「いいじゃん、働く人の名前くらい漏れても。ふっふっふ。独身だってことも聞き出したよ。Yさん、見た目もいいし、服のセンスもいいんだってね」
わたし
「まったく! 〇〇のコンプライアンスはどうなってるんだ!」
友達
「わたしがYさんに探りを入れるのを阻止したくば、Yさんにバレンタインチョコをあげるが良い」
わたし
「…いや、でもきっと迷惑になるだけだし…。色んな人からチョコを貰うだろうから…」
友達
「わたしがYさんに探りを入れるのを阻止したくば、Yさんにバレンタインチョコをあげるが良い」
わたし
「大事なことなので2回言った!?」
何この脅迫…じゃなくて強烈な後押し!?
…これはバレンタインチョコをYさんにあげたほうが良いというフラグ?
本当に?
まさか?
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