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甘い暴力『子どものように』

 もしも、子どものようにしがみつけたなら。

 もしも、子どものように泣けたなら。

 もしも、子どものように夢を見られたなら。

 あの時、何かが変わっていたのかな…。

 …と考えては、何度も心をかき乱される。

 そんな悲しい恋を歌った曲。




 等身大の歌詞が胸に響きます。

 恋がいつしか思い出へと変わってしまい、その思い出すらもだんだん色褪せていくけれど、絶対に忘れたくない…という辛い心情までもが伝わってきます。

 終わったはずの恋なのに。

 歌にできるよな
 出会いでもなくて
 歌にできるよな
 別れでもなかった
 なのにどうして
 なのにどうして
 こんなに こんなに
 胸が苦しい

(甘い暴力『子どものように』から引用)


 というラストに涙を誘われます。

 悲鳴にも似た叫び。

 きっとこの曲の主人公は、これから先もこうして生きていくのでしょうね。

 ふとした瞬間に何度でも思い出すのでしょう。

 何度も、何度も、何度も。

 もしもあの時ああしていたら、って…。

 当時の自分にとっては精一杯のことを尽くした結果今があるのだとしても、それでも、「もしも」を考えずにはいられない。

 きっとこの恋に終わりはこないのでしょうね…。


 

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