令和6年8月9日 「キズ 単独公演 Peace begins with…」長崎公演 に行って来ました(前編)
8月6日と8月9日は、日本人にとって忘れてはいけない日。
そんな8月6日に広島で、8月9日に長崎で、わたしの大好きなバンド「キズ」がライヴを行いました。
わたしは本音を言うと両日とも行きたかったのですが、仕事の都合でどうしても8月6日は休みが取れず。
8月9日については休みをもぎ取りました。
あらゆる仕事を、前倒しにして終わらせました。
その分ハードワークだったため、体はボロボロ。
睡眠不足。
それもこれも8月9日のキズのライヴに行くため。
数知れぬ苦難を乗り越え、わたしは鹿児島県から長崎県にやって来ました。
…って、ちょっとオーバーかな?
正確には「数知れぬ乗り換えをクリアし、わたしは長崎県にやって来ました」がピッタリかも。
仕方がないんです!
だってわたし、長崎県に行くのは小学校の修学旅行ぶりなんです!
しかも、仕事で「よりにもよってこんな時に」とクラクラしちゃうような思わぬアクシデントが立て続けに起きたため、事前に十分な下調べが出来なかったんです!
だから、今回在来線や新幹線を何度も乗り換える度、わたしは「ここは誰? わたしはどこ?」と、頭の中がいつも以上にとんちんかんなことになりました。
それでも、どうにかこうにか着実に乗り換えのミッションをこなし、
安心してください。
ちゃんと長崎駅に着きましたよ!
…わたしの元々の計画では、早めに長崎入りして、長崎原爆資料館や平和公園に行き、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典を遠くから見つめながら黙祷を捧げ、それから余裕を持ってライヴハウスへ向かって物販もゲットするつもりだったのですが。
長崎駅に着いたのは、とっくに午後。
ライヴハウスの開場は17時。
平和式典の影響もあって、長崎駅周辺は通常よりも混んでいる模様。
そのため、今回は長崎駅から直接ライヴハウスへ行くのが安全牌な選択と言えるでしょう。
次なる問題は、長崎駅からどうやってライヴハウスへ行くかということ。
タクシー?
バス?
それとも路面電車?
しかしどれも混んでいる様子…。
①タクシー ②バス ③路面電車
選択すべきはどれでしょう?
…と迷っていたら、なにやらカラフルな髪の若者たちがわたしの目の前を歩いているではありませんか。
まるで『鬼滅の刃』の登場人物たちのように、色とりどりの髪色をした若者たち。
ピンク、シルバー、グリーン、ブルー、ホワイトなどなど。
わたしはピーンときました。
あれはもしや、キズのファンの皆様ではないか? と。
気づかれない程度にそろりそろりと近づいてみると、その若者たちはなんと、キズのTシャツを着ているではありませんか!
わたしは閃きました。
「やったぜ! きっとキズのライヴに行く方たちだ! よし、あの方たちのあとを勝手について行こう!」
と。
そして、これまた気づかれない程度に皆さんとの距離を空けて跡をついていき、路面電車に乗り、大学病院前でおりると、
わたしはライヴハウスに到着しました。
奇跡だ✨
… 昔のRPGじゃあるまいし、「ついていく」作戦はかなり無謀だったかと思います。
が、とにかく着きました!
到着しただけで、ある種のミッションをクリアしたかのような感慨深さに浸れました。
また、
サイン入りポスターも飾ってあって、ワクワクが止まりません。
が、ワクワクしている場合じゃありません。
会場に入らないと!
しかし、会場の入り口が分からず。
わたしはまた少し迷子になりました。
何度目だ!
迷子になるのは何度目だ!
…わたしが迷子であることを察したらしい、顔中にピアスをつけた若者が、「キズですよね? こっちですよ」と教えてくれました。
その方によると、裏にある細い階段を登って、いったん屋上まで行く必要があるそうなのです。
そこでスタッフさんがチケット番号順にお客さんを整理してくれるのだ、と。
わたしは道案内をしてくれた親切な若者さんへ、丁寧にお礼を言いました。
あの方がいなければどうなっていたことか…!
さて、助言の通りに屋上まで行ってみると、ファンの皆さんでひしめいていました。
性別も年齢層も色々。
髪色も色々。
服装も色々。
かっこいい方々の中で、モブなわたしはかなりの異邦人です。
わたしもスタイリッシュにキメられれば良いのですが、あいにく「疲れた村人A」か「疲れた村人B」という感じのふつーの格好です。
しかも屋上にギンギラギンに照りつける太陽のせいで、みんな汗だく!
スタッフさんたちにテキパキと会場内へ案内され、まず安心したのは、「冷房が効いている」ということ。
エアコンを発明してくれた方に表彰状を差し上げたくなりました。
何賞なのか分かりませんが。
さて、涼んだのも束の間。
わたしはこれまた困ったことに気づきました。
それは、スタンディングライヴゆえの困りごと。
わたしは背が低いのですが、わたしの前には背の高い方たちがズラ〜リ。
ステージが見えない!
なんということでしょう!
「厚底の靴を履いてくれば良かった」とわたしが反省していると、わたしの前にいた方がクルリと振り向いて「見えますか? 前に行きますか?」と聞いてくれました。
しかし、前に行きたい想いはみんな同じ。
せっかくの有難い申し出ですが、わたしは「ありがとうございます。でも、心の目で見るから大丈夫です」とお伝えしました。
ちょっと何言ってるか分からないセリフ。
『幽☆遊☆白書』の飛影の邪眼をイメージしていただきたい。
また、他にも「場所をかわりましょうか?」と声をかけてくれた方がいました。
なんとまあ、キズのファンには親切な方が多いですね!
きっと開演時間が10分ほど遅れた影響もあったのでしょう、周りにいた方たちがフレンドリーに話してくださいましたよ。
感銘を受けていると、ライヴが始まりました。
※後編に続きます
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