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ピアノの発表会に行ってきました

 わたしは休みの日は「いかに1秒でも長く寝るか」を最大のテーマにしている人間です。

 なんなら仕事がある日でも、朝は1秒でも長く寝ていたい。

 I love お布団!

 しかし今日は可愛い甥っ子のピアノの発表会があったので、なんと休みの日なのに朝5時半に起きて差し入れを準備するなど諸々の用事を済ませた後、朝早く会場入りしました。

 前もって昨日のうちに準備をしておけば良かったのですが、昨日は先日の日記に書いた通り、わたしは腰痛のためほぼゾンビ状態。

 「生まれたての仔鹿」といった可愛らしい感じではなく、「ほぼゾンビ」が最も適切な様相を呈しておりました。

 顔色が悪く、時々うめき声をあげ、湿布を求めてさまようも、腰痛のため動きが極めてのろいゾンビ…。

 もしも『ウォーキング・デッド』のダリルが昨日のわたしを発見したら、クロスボウを一瞬わたしに向けた後、「あれはウォーカー(ゾンビ)だが戦闘力は0だ。矢の無駄になるから倒すのはやめておこう」とヘッドショットするのを見逃してくれたに違いありません。

 I love ダリル!

 わたしは昨日まる1日安静にしていたおかげで、今朝はどうにか「ほぼゾンビ」から「腰痛持ちの人間」レベルまで回復し、早起きして甥っ子のピアノの発表会に行けるに至った次第であります。

 そんなこんなで発表会の会場に辿り着くと、お洒落な衣装に身を包んだ甥っ子と、今回は出場しないけれどTPOに合わせてお洒落なお洋服に身を包んだ姪っ子(甥っ子から見ると妹にあたります)がおりました。

 わたしは姪っ子と隣り合って客席に座り、甥っ子の出番を待つことに。

 そのまま他の子たちの演奏を聴いていたわけですが、みんな可愛いし、素敵な衣装だし、演奏が上手だし、お辞儀も丁寧だし、ちょっとミスタッチをしても途中で止まったりせずにちゃんと最後まで弾ききるという素晴らしさで、わたしは「自分がピアノの発表会に出ていた頃はこんなに立派な振る舞いは出来ていなかったぞ…」と大昔のことを思い出しながら冷や汗をかき、と同時に今の子どもたちの様子に感動いたしました。

 子どもって素晴らしい。

 他の子たちの演奏を聴いている間に、まだ幼い姪っ子は完全に飽きてしまいました。

 姪っ子はしばらくの間は脚をブラブラさせたりプログラムをめくったりしていたものの、それにも飽きてしまい、かといってうるさくしては周りに迷惑をかけるので、姪っ子なりに対応策を考えた結果、手近なおもちゃで静かに遊び始めました。

 手近なおもちゃというのはわたしの髪の毛のことです。

 姪っ子は器用な手つきでわたしの髪の毛を編み込みし始め、わたしも「静かにしていてくれるなら」と姪っ子のしたいようにさせていました。

 細い編み込みはどんどん連なっていきました。

 甥っ子の出番がくる頃には、わたしは『ウォーキング・デッド』のミショーンを彷彿とさせる見事な髪型に仕上がっていました。

 ミショーンほどの戦闘力は全く有しておらず、ともすれば「ほぼゾンビ」の状態に戻りそうな体のコンディションなのですが、髪型だけはちょっと強そうになりました。

 姪っ子は気分転換ができ、わたしはタダでヘアアレンジをしてもらえるという、まさにウィン・ウィンの関係。

 なお、甥っ子は堂々と暗譜で曲を弾きこなし、演奏を終えてお辞儀をした後、舞台に落ちていたゴミをさりげなく拾ってから退場していきました。

 大谷翔平選手かと思いました。
 (大谷選手は「他人が落とした運を拾う」と言ってゴミを率先して拾うそうですね)

 「反面教師」という言葉が示す通り、甥っ子にも姪っ子にも、おばであるわたしとは違う人生をこの調子で歩んでいって欲しいです。

 甥っ子の演奏が終わってからもわたしは他の子たちの演奏を聴き続けたのですが、上述した通りどの子も本当に素晴らしかったです。

 わたしも「今後はピアノの練習を頑張ろう…!」と心に決め、先ほど帰宅してすぐ電子ピアノの上にうっすら積もった埃を掃除しました。


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