腰椎椎間板ヘルニアガイドラインからみるヘルニアの実態
腰椎椎間板ヘルニアは一般に広く知られた病名で、また多くの方が診断を受けている。
しかし実際に腰椎椎間板ヘルニアと断言できる方は一握りだ。
ここでは、「2011年の腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン」をもとにヘルニアの真実について解説する。
ヘルニアの診断基準腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン策定委員会提唱の診断基準によると次のように定義される。
1.腰、下肢痛を有する(主に片側ないし片優位)
2.安静時にも症状を有する
3.SLRテスト70度以下陽性
4.MRIで椎間板