正論というだけで誰かを傷つけてもいい訳ではないと思う
こんにちは、今日も読んでくれてありがとうございます。
今日の内容をざっくりまとめると、仕事、会社、友人、恋人などどんな関係においても「正論」というのはありますが、それは本当にその場面で必要なのか。正論だから私は正しい。と思い込んでないだろうか?というお話です。ちなみに私は正しさは場面や相手で変わるものだと思います。
あなたも職場や家庭で「どっちが正しいと思う!?」「私は間違ってない!あなたはどう思う?」なんて言葉を耳にする機会があると思います。
そんなときあなたはどのように反応していますか?少し考えてみてください。
さて、ここで私の答えが正解かはわかりませんが、いくつかの読んだ本の内容を元にお話しさせてください。
この「私は間違ってないよね?」と言っているのが家庭や友人などの自分にとって大事な人ならば、一度何も言わずに「そうだね」と最後まで聞いてあげましょう。聞き終わる前に口を挟むと大体ろくな結果になりません。そうなると相手は「だから!」とか「ちゃんと聞いて!」「もういい!」と本来違う人に向いていた矛先が自分に向いてしまいます。
そうなると「私は正しいアドバイスをしてあげようと思ったのに!お前こそちゃんと聞けよ!」と自分まで「私は間違ってないよね?」という話になってしまいます。
確かにそのアドバイスは正しかったのかもしれません。正論かもしれません。
…でも、それって相手が必要としているものですかね?
相手が必要としていないものは正しいアドバイスなのでしょうか?どんな正しい話、大事な話もタイミングがありますよね。詳しくは最後にまとめるとして次も日常の場面から。
誰でもわかるような正論として、お店で物を買い、お金を払ってお釣りをもらったら、お釣りの金額が明らかに間違っていた。こんな場面はどうでしょう?
「お釣りが間違ってますよ。」ここまでは言う必要があるでしょう。そこでもし店員さんが「あ、はぁ。」とか生返事をしたらどうでしょうか?
「いや、お釣りが間違っているので、正しいお釣りを返してください。」と言うこともできるし「てめぇ、なんだその返事は?釣りも間違えてそんな態度とはふざけんな!こっちは客だぞ!!金返せ!」と言うこともできます。
どちらも「正論…」には違いないと思います。ただ後者は必要のないレベルで傷つけてますよね。もしかしたら超勤労学生で寝ずに勉強しながら学費も稼いでいて、たまたま疲れきっていてお釣りも間違え、言葉も聞き取りにくかったのかもしれません。
私たちには「正論」をいう相手の状況を完璧に理解できているわけではないのです。さらに当初の目的は誤ったお釣りの差額をもらうこと。だったのが、お客様としてもっと敬って扱うべき。その上お釣りの差額をもらうこと。と変化してしまっています。
こういうことって意外とあるかもしれませんが、このクソバ〇ァ!とか叫んだ相手が自分の好きな子のお母さんだった時の衝撃はホント半端なくいろいろ心とかその他にグッとくる可能性がそこはかとなく高いのでマジで注意されたし!
最後は仕事上の問題についてです。
あなたも仕事、特に会社で「この内容って〇〇だよね?俺、間違ってる?」「私とあなたどっちが正しいと思う?」「今度のプロジェクトはうまくいかねぇ。なぜなら…」などの、いわゆる正論を聞く機会があると思います。
あなたはこんな時どのように答えるでしょうか?
もし、ここで「正論を言うやつのフィールド」に乗って「そうだね、君が正しい。彼が間違っているよ。」なんて答えると後々、あの人はこの時こう言った。などと変な風に引き合いに出されたりします。(いやマジで突然の巻き込み事故みたいにされることって普通にあるから、要注意。)
いや、でも職場では大事なことなんだ。うまく合わせなきゃ。と考えるかもしれません。
でも、大体そういうことを陰口のように、時には自分より下の物だけを集めて「正論」を言っている人って、仕事を完璧にしているだろうか?身の回りのことが美しく整っているだろうか?自分も欠点があるのにそれを自覚していながら棚に上げ、他人のアラを探していないだろうか?
もっと具体的に言うなら、革靴のかかとを踏みつけて、口ばっかで机は雑然としていて、俺は上とか行くのばかばかしいからやらねぇwとか俺は一般社員だからいいんだよwでもあいつは…などと言っていないだろうか?
こんな視点で見てみるとどうだろう。たいがいそんな人間は出世もしないだろうし上役からも心証はよくないでしょう。若かろうが、年を取っていようが、性別が何であろうが関係ない。
会社とは、すべてが正論だけでは成り立たないことのほうが多いってことを理解できない立場の人が何言ってもしょうがないのに、そういう人に限って「正論」を振りかざします。ええ、そりゃもう鬼の首とった勢いで。「それは間違ってる!なんでやったんだ!俺は初めからうまくいくと思ってなかった」なんてよく聞きませんか?
ええ、正論の出番はまさにそんなときですよ。「それなら、お前が出世して決める立場になれよ。」と。
うん、まぁその時の返事は間違いなく「俺はそういう馬鹿馬鹿しいことはやらねぇから」これですね!
さぁ、大体ここまでがデフォの流れじゃないですか?特に中小企業の多くで見られる光景のような気がします。はい、というわけで、この「正論」に乗った時点で負けになることが多いので、是非そういう方とは上手に付き合いながら自分はちゃんとキャリアなり技術なりを積み上げていきましょう。
さていろいろ書きましたが、正論は感情的な言動と混ぜると、風呂場の洗剤のようにまぜるな危険!って感じで有毒ガスがでちゃうくらい相性が最悪です。
正論は正論。でもそれを行使するかはあなた次第。時と場合に合わせて活用してください。何でも正論!正論!とぶっこめばいいってわけではありません。感情的な言動が出そうになった時点でやめておくのが賢明です。
なぜならその正論は相手を傷つけていいという免罪符ではありません。場合によっては(先ほどの仕事編など)必要な時もありますが大体の時は、正論を使うと自分が正しい、相手が間違っている。という認識にすり替わってしまいます。私たちは状況の全てを知ることはできません。
その正論の初めの目的はなんでしたか?それを達成するためには本当にその正論は必要ですか?それを言ったとき、それを見ている人は不快になりませんか?
そんなことを考えながら正論を使ってみてください。
うん、まぁこの話題の中で出てきた正論って実際は(自分にとっての)正論ばっかだけど今度はもっと上手に喩えることができるように努力します。
このお話があなたの何らかの役に立てば幸いです。今日も楽しくいきましょう。
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