勉強をし続ける、物事をやり続ける意味

こんにちは、今日も読んでくれてありがとうございます。

さて今日は、何で勉強をし続けるのか。何で物事をやり続けるのか。そんなお話です。

今日の内容の要約としては、より高いところにいることができればそこにはより素晴らしい人たちがいるから限りある人生を「こんなはずじゃなかった」と言わないために学び続けやり続ける必要がある。ということです。

「何のために勉強なんかしなくちゃいけないんだよ!」「学歴なんて関係ないだろ」「学校を卒業したんだからもう適当に頑張らずにやればいいんだよ」

こんなセリフ。あなたも聞いたことがあるだろうし言ったこともあるかもしれません。

だがしかし、勉強にしろ何にしろ明確に「なぜ」を答えられていますか?

いい学校に入って、いい会社に入って安定した生活を得るためだ。なんて答えもありますよね?

しかし、現代では逆に「いい会社」って何?いい会社に入ったからって生涯安定とは限らない。というのが定説になってきています。

それでは、それでも勉強し続けるのは、物事をやり続けるのは、仕事に打ち込むのはなぜ大事なのでしょうか?

まず一つに、Dropboxの創業者の方のMIT卒業式の講演に「あなたのテニスボールを探す必要がある。」という話があります。

これは、テニスボールを追いかけている犬は、周りがなんと言おうとテニスボールを追いかけている様子を語った後に、あなたも周りになんと言われても夢中になれるものを探してほしいというたとえです。

ただ、あなたにとってのテニスボールというのは何なのか?それは自分の現在の知見の中にあるとは限りません。

よく仕事に必死になっていて頑張っているんだけど、ふと我に返ってみるとなんか違う。という話を聞いたりしませんか?それはあなたのテニスボールではなかったということでしょう。

より多く、より深く見聞を広げた先にあるのかもしれません。

あなたも子供の頃に、友達が聴いていた音楽に衝撃を受けた。友達のお兄さんやお姉さんがやっていることがかっこよかった。親戚のおじさんがおしゃれな車に乗っていて興味を持った。なんてことなかったでしょうか?

私も友達のおじさんが初代ビートル(車)に乗っていて「何だあれ・・・?」と衝撃を受けてから今は車が大好きですし、マウンテンバイクに乗っていた友人、スケボーをやっていた友人、ギターが得意な友人などいろんな人から影響を受けて今があります。

さて、あなたのテニスボールというのは何もせずにその場にとどまって見つかるものでしょうか?もしかしたら見つかるかもしれませんが、より多く学び、打ち込み、研究した方が見つかる可能性は高くなるんじゃないでしょうか?そのために学び続ける必要があるのです。

次に、あなたの価値はあなたの周りにいる親しい5人平均値で決まる。という話です。これは、先のDropboxの創業者の話だけでなくいろいろなところで出てくる話題なのであなたも聞いたことがあるかもしれません。

若い頃は「こいつら、本当に最高の仲間だぜ!」とか思うことがあります。

高校生までは自分で環境を選ぶことは出来ませんからそれはその時の最善を表しているのかもしれません。そして、あなたがどこのグループに属しているかはわかりませんが、オタクグループなら周りもあなたもオタク。陽キャグループならあなたも周りも陽キャ。そんなことありませんか?

俺は本当はそういうキャラじゃない。

そんな風に思うこともあるかもしれません。しかしそのグループにいてそこにいる人たちと過ごす限りそれが変わることはないでしょう。

いつしか形成されたグループに人は何らか属してしまうものです。そしてその属しているものに多大な影響を受けてしまうものです。

そしてそれは大人になっても変わりません。

例えば、小さな町工場(小さな町工場を否定しているわけではありません)に勤めていればそこのカラーに染まるものです。自分がはじめはいろいろと振りかざしていても朱に交われば朱くなるのです。

ファッション業界に勤めればそういうファッションになり(そしてそれは働く店舗ごとのカラーがあり)工場に勤めれば・・・美容院なら・・・おおよそイメージに近くなっていきます。

仕事、休日、考え方。近くにいる人と同じになっていくのは同じ過ごし方になれば当たり前のことなのです。

ちなみに私は、自分の友達関係が20歳頃までサイコーだと思って「ウチらマジ最強!」「こんな最高の仲間他にはいない!」みたいな感じで思っていて、それも口に出していたのですが、当時付き合っていた彼女が別れるときに「あなたの友達くらいの人ならいくらでもいるし、他の人のことも知らないのによくそんなことが言えるね。」と言われたのをきっかけに、その時はとてつもなく腹が立ちましたが、確かに何を持ってサイコーだったのか?と考えるきっかけにもなりました。まぁ友達云々ではなく私の世界が狭いことをいいたかったというのが今はよくわかります。

さて、話を戻しますが、あなたの周りの5人をあなたのテニスボールにとって最善のものにするにはやはり勉強が必要になります。

なんだかんだいって、学び続け、やり続けた人のみが上に上がることが出来るので、必然的にあなたのやりたいこと。思い描く人生を引き寄せるためには勉強が必要になります。

いわゆる底辺校にいる人たちと付き合うか。有名校の人たちと付き合うか。あなたの夢はどちらの人といる方が叶いやすいでしょうか?そして賢明なあなたは知っているはずです。何も学ばず、何もしなかったら、どうなるかを。

そんなの友人を自分の夢のために選んでる。とかなんかそういう反論があるかもしれません。ではあなたの友達というのは何故そこにいるのでしょう?同じ趣味、夢、考え方を共有しているからではないですか?同じ趣味、夢、考え方を共有するからこそ真に友人になれるのではないでしょうか?同じ道を志したからこそ友情が生まれる感じです。

真面目にお金を稼いで、事業を立ち上げ、投資をして・・・と考えてる人と、宝くじマジ当たりてぇ~、パチンコ勝ちてぇ~と考えている人が一緒にいる方が不自然じゃないですか?そしてそれは高校受験や大学受験から始まり、大人になっても続きます。

大人になって、パチンコの話しかない職場にいれば、やはりパチンコをしてしまいます。当然その中で確固たる意思を見せ、我が道を行くことも出来ますが、それならば、そういう環境にある会社に転職した方が賢明です。さらにそれは自分で選ぶことが出来ます。

今まで、中卒で何もやってこなかったし出来ない!というあなたでも、地域のコミュニティ、ネット上のコミュニティに参加することも出来ます。そうやって環境も勝ち取っていくものです。

スティーブジョブズの言葉にも、「もし今日が人生最後の日だとしたら、私は今日やろうとしたことを本当にやりたいだろうか」という有名な一説があります。

人は、本当はわかっているもので「これをした方がいい。」とちゃんと頭の中で小さな声がささやきます。

頭の中の小さな声が一番正しい。先ほど書いた必死になって仕事を頑張っているんだけど・・・というのは、一生懸命働くのは優れているからではなく問題を解決すること自体が楽しいから働けるんです。

それ自体が楽しくなかったら、あるところで限界が来てしまい「俺は何で頑張っているのだろう?」と思ってしまうわけです。

私は小さい頃から学生時代よくテレビゲームをしていました。当時のゲームは今ほど親切ではなくネットもなかったので、ひたすら答えを探して壁に一歩ずつ体当たりをしたり、ひたすらレベル上げをしたりコマンド総当たりをしたりしていましたが、何にも苦痛ではなくむしろ寝る間を惜しんでやっていました。

それはゲームだからだよ。という人もいるかもしれません。

しかし、考えてみてください。ひたすらレベル上げやコマンド総当たりって誰でもできるわけではありません。途中で飽きて投げ出してもいいですし、そうする人の方が多いと思いませんか?つまりこれは私にとって当時のテニスボールだったのです。

それと同じようにひたすら数学の難問を解く人やよりおいしいレシピの開発をする人。私にとってそれは夢中になれることではありませんが、それぞれの人にはそれを苦痛と考えていないのかもしれません。

私の大好きな漫画に古い漫画ですがマスターキートンという作品があります。その主人公、平賀・キートン・太一は、考古学を本当はやりたいのですが、いろいろうまくいかず離婚し保険調査員をやって生計を立てていました。しかし漫画の最後の方で主人公の恩師の死の際、キートンは大事なことを思い出します。恩師が語った大事な言葉を。

「人間はどんなところえも学ぶことができる。知りたいという心さえあれば・・・」

どんな人でも、あなたでも私でも常に最善の環境でいられるということはありません。でもこの言葉はそういったことを問題にする前に出来ることをしなさい。と教えてくれている気がします。

現に、同じ日本に住んでいても一人一人状況も環境も違います。海外も含めたらもっと違いがあります。それでもあきらずにテニスボールを探し、それを追求した人はたくさんいます。

今からでも遅くありません。確かに若ければ若いほどチャンスの幅は大きいかもしれません。しかし、年齢を重ねていればそれだけ何をすると間違うのか?という知見があります。

一番恐ろしいのは、何もしないこと。わかっているのに現状を変えないこと。

そうならないように日々、学び、やり続ける必要があるのではないか。と思います。

徒然なるままの長文を読んでいただきありがとうございました。

このお話があなたの何らかの役に立てば幸いです。今日も楽しくいきましょう。


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