कल kal(昨日、明日)【最近覚えたヒンディー語】no.10
これまで、【最近覚えたヒンディー語】はつぶやきの方でやっていたのですが、「画像に文章を書いてもネット上には文章として残らない」という当たり前のことにやっと気づきまして、かと言ってつぶやきは140文字しか書けなくて不便なので、今回から記事の方でやっていこうと思います。
タイトル末尾の「no.10」というのは、【最近覚えたヒンディー語】としては10個目という意味です。今年中に100個を目指しております。
「昨日」と「明日」が同じ言葉だなんて…
さて、今回私が覚えたヒンディー語は「कल kal」(カル)です。
意味は、「昨日」と「明日」になります。
ヒンディー語において「昨日」と「明日」が同じ「कल kal」という言葉で表されるというのは有名な話らしく、ネットで検索するとたくさん記事が出てきます。note記事もありました。
上記の記事で知ったのですが、昨日・明日だけでなく、一昨日・明後日も同じ言葉で表現されるそうです。
話していて、混乱したり誤解したりしないのかなあと思ったのですが、「文脈でわかるから問題ない」らしいですね。
確かに、「kalのパーティーどうだった?」(変な文章ですみません)と聞かれたら「昨日」のことだとすぐわかりますし、「kalは買い物に行く予定です」と言われたら当然「明日」のことだと思いますものね。
日本語にも同じようなところはある
考えてみれば、日本語でも「橋(はし)」と「端(はし)」とか、「川(かわ)」と「皮(かわ)」とか、漢字は違うけれども発音は同じという単語はあります。
日本語が母語ではない、もしくは、日本語を勉強中の人からすれば、「まったく違うものを同じ発音で表すなんて」という感じなのかもしれません。
しかし、われわれ日本人がこれを聞き間違えるかと言えば、やはり「文脈でわかるから問題ない」し、万が一、どちらなのかわからなかったとしても、「流れる方のかわ(川)?」と聞けば済む話です。
インド国内の他の言語の場合
インドはヒンディー語と英語が公用語とされていますが、インド国内で話されている他の言語ではどうなんでしょうか。
Google翻訳で調べてみました。まずは、ヒンディー語同様、「昨日」と「明日」を同じ単語で表す言語を紹介します。
このとおり、ウルドゥー語とパンジャブ語では、「昨日」と「明日」は同じ単語でした。
ウルドゥー語は、ヒンディー語とは文字がちがうものの文法的にはほぼ同じで、口頭の日常会話レベルであれば問題なくやりとりできるらしいので、こういう結果になるのも納得ですね。アルファベット表記が表示されていないのでこちらのサイトを参考にして確認しましたが、ヒンディー語と同じ「kal」でした。
パンジャブ語は、インドとパキスタンにまたがるパンジャブ地方で話されている言葉だそうです。アルファベット表記は「kal'ha」となっています。「kal」と似ているので、もしかして語源が同じなのでしょうか。
さて、続いて、「昨日」と「明日」を違う単語で表す言語です。こっちの方が圧倒的に多かったですね。
インドは多言語国家であると聞いてはいましたが、本当に、色々な言語があるんですね。
個人的には、カンナダ語が唐草模様みたいに見えてかわいいので、一番好きです。
いずれにせよ、私が今のところ修得したいのはヒンディー語なので、はやく文脈を理解して「कल kal」を使いこなせるようになりたいものです。
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今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、また。