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7歳までは、言葉ではなく生きざまで育てる(それ以降もそうだと思うけど)~シュタイナー園の見学記録~
2日の日曜日、かぞくのがっこう運営メンバーのレイナさんとまゆみちゃんと、夫のたけポンと3人で、お友達のいる滋賀の、シュタイナーこども園に遊びに行ってきました。
シュタイナー教育というのは名前は聞いたことがありましたが、断片的な事しか知らず、ネットでも断片的な情報しかない印象でしたが、今回初めて詳しく教えてもらい、非常に面白かったです。その中で印象に残ったことを書いてみます。
ドイツのシュタイナーさんが提唱した考え方らしいんですが、例えば成長段階を7歳ごとに区切って考えるそうです。
0~7歳は身体と意志が育つ時期
7~14歳は感情を育つ時期
14~21歳は、思考を育つ時期
こども園では、身体が育つ時期に当たり、身体にエネルギーがいかないといけないので、余計なことは言わないように心掛けているそうです。
言い換えると、0-7歳は身体を作っているエネルギーを、「頭の知的な作業」に費さないよう工夫してるんだそうです。
この年頃の時に、「これはやっちゃだめ。それは○○で、××だからだめでしょ…」などと言葉を尽くすと、大脳の方にエネルギーが行ってしまい、本来きちんと成長すべき身体のあちこちが未熟なままになってしまうんだとか。
そして、大脳が早熟することで、普通だったら感覚のままに動くはずの時期に「本当はやりたいけど、変だから、恥ずかしいからやらない」みたいになってしまうとも。
私は「もしかしたら、自分の感覚としっかりつながるべき時期なのかもしれない」と思いました。この時期に大脳が発達してしまうと、感覚を見失ってしまうんじゃないだろうか?
また、この年頃は模倣をごくするので、例えば、竪琴のおもちゃがあったとして、「大切に扱ってね」と言うのではなく、大人が自ら大切そうに手に取って扱うところを見せると、自然と子どもも真似をして大切に扱うようになるそう。
私はこれまで、小さな子どもにもきちんと理屈を説明する方がいいのかなと言葉を尽くしていたけど、どうもすり抜けていくような気持がしていて、それがこの説明でしっくり来た気がしました。
あとはたくさん言葉を言うと聞き流すことを覚えるとも言っていました。
生活にリズムを作り、環境を変化させないことも大事にしているそう。変化すると、そこに馴染むためにエネルギーを使うために常に受け身になってしまう。同じ環境だからこそ、主体的に動くようになるとも。
あと、園の話とは直接関係ないかもだけど、自分としては、死んだ思考と生きた思考の話が印象に残りました。机の上で1+1とか学んでも、それは生活にはつながっていないけど、例えば農業をしたりしながら、ここには何センチのスペースと、何センチの間が必要で、足すといくら…みたいに考えるのは暮らしに直結している生きた思考だと。
私は、何もしていない時でも考えすぎて疲れてしまう癖があるけど、何かを目の前にした「生きた思考」こそ大事にすべきことだな。死んだ思考をしても疲れてしまうな、と思いました。
シュタイナーさんの理論が全部あってるのかどうかわからないし、個人差もあるかもしれないけど、この話を聞けたことは、私の意識の幅をひろげてくれました。
けいこちゃん、ありがとう!