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あなたにとって最高の絵本は何ですか?|Kindleで絵本を出版してみた話

皆さんが子供のころ、何度も読み返した大好きな絵本はありますか?

私が子供のころ好きだった絵本はざっとこんな感じです。

・「八郎」「モチモチの木」「花さき山」
・「かたあしだちょうのエルフ」
・「スイミー」
・「スーホの白い馬」
・「三びきのやぎのがらがらどん」
・「ちからたろう」

これらの絵本は今でもAmazonや図書館で簡単に見付けられると思います。本当に良い絵本は時代を超えて読み継がれていくのだと思うと感慨深いですよね。

1.おすすめの絵本「八郎」

斎藤隆介さんの「八郎」は特におすすめです。ユニークで魅力的な主人公、村人との心温まるストーリー、大迫力の挿絵、そして心に響くメッセージ。

「わがった〜 こうして大きくなって、皆の役にたちたがったんだ〜 んでねが、わらしこ!」

自分の使命を悟り、村を救うため、命を投げうって海に戦いを挑む八郎の姿に心を打たれます。

以前書かせていただいた「八郎」のAmazonレビューがこちらです。

子供に読み聞かせたい一冊
私が大好きな絵本の一つです。
小学校の頃、この本の朗読を聞いて想像した絵を描いた事があります。
圧倒的な臨場感、大迫力の切り絵、秋田弁の優しく力強い語り。
大男の八郎が村を救うため、命をかけて荒れ狂う海と対峙するシーンは、まるで映画のクライマックスの中にいるかのよう。山や海にもいのちを吹き込み、感情豊かな表現で、グイグイ引き込まれます。
なんのために自分がうまれてきたのか?自分の存在価値は何なのか?子供たちにも、そのメッセージは真っ直ぐ伝わると思います。
名作中の名作です。

Amazonレビューより:https://x.gd/1JBcw

2.子供の読み聞かせの本が見つからない!

10年ほど前、子供の読み聞かせのための絵本を探していた時期があるのですが、自分が好きだった絵本や有名どころの絵本を一通り読み終えた後、途端に絵本選びが難しくなりました。

地元の図書館には、絵本というジャンルだけでも200-300冊くらいはあったのですが、良さそうなタイトルや表紙の絵本を選んでも「絵だけきれいで中身がない」「ストーリーがイマイチ」「結末がしっくりこない」ものばかりで、「読んだ後、何かが心に残る絵本」を見つけるのは本当に至難の業でした。



ネットで良い絵本を探しても、図書館にはないことが多く、取り寄せるのにも時間もお金もかかります。



「だったら自分でオリジナルの絵本を作ってみよう!」
と。



3.朝活で創作絵本を作る

絵本を完成させるまで朝活することを決意し、毎朝5時に起きて絵本作りを始めました。一番大変だったのはストーリー作りです。

「子供たちに一番伝えたいメッセージは何か?」
「魅力的な物語にするにはどうすればよい?」
「どんなキャラクター設定がよいか?」
「クライマックスはどんなシーンにする?」
「エンディングをどう締めくくるか?」

約半年間、何度も書き直しては、家族や友人のアドバイスをもらいながら修正を重ね、少しずつストーリーラインを組み立てていきました。

拙いながらもiPadを使って、いくつかの印象的なシーンに合った挿し絵も描いてみました。

物語のあらすじはこんな感じです。

むかしむかし、ある山の中に、アカとアオという サルの兄弟が住んでいました。からだの大きな弟のアカ、いつも優しく賢い兄のアオ。村人たちと仲良くなりたいアカは、千の智恵を持つというシロのもとへ…
心優しいサルたちの切なくも胸に響く物語。

「アカとアオ」Amazon Kindle電子書籍

そしてAmazon Kindleへの電子書籍の出版完了と同時に朝活も終了し、本業の仕事に忙殺される日々に戻ってしまい、、、、今に至ります。

4.心温まる高評価レビュー&生徒の感想文

ありがたいことに、出版当時に読んでくださった方々からいくつかのレビューをいただきました。

静かだが、力のある物語
語り口はやさしく静かで、挿絵はまるで水墨画のよう。
とても落ち着いた気持ちにさせてくれる。
それでいて、力強く訴えかけるものがある。

子どもたちにはこういう物語をすすめたい。
読み聞かせにもよいと思うが、特に小学校低・中学年の生徒に、自分で、ひとりで読んでみてほしい。

知性的だが、人間のような感情を持つサルたちに感情移入し、物語の世界に入り込む楽しさを知ることだろう。

そして、この物語は昔話・おとぎ話が担っていた「大事なことを伝える」役割をみごとに再現している。

Amazonレビューより:https://x.gd/VgPfw

また、中学校の先生になった高校時代の部活仲間が、道徳の授業でこの本を使ってくれたことがあり、約30名の生徒さんからの感想文をもらった時は感激しました。

中学生の感想文より

5.noteという場への感謝の気持ち

自分が描いた絵本を広く世の中に伝えたい、という思いはあれど、何をどうすれば良いかもわからず、そのまま放置していたというのが正直なところです。

noteを通して一人でも多くの方に、この本の存在を知ってもらえることを願っています。

もし、この絵本が少しでも気になった方がいらっしゃれば、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

※補足になりますが、この絵本は日本語、英語、スペイン語の3ヵ国語で書いていて、それぞれの言語で朗読しているYouTube動画のリンクも付いているので、音声でも楽しんでいただけます。

noteという場に巡り合って、自分が思いを込めた絵本を丁寧に紹介できたことに感謝します。ここまで読んでいただきまして、本当にありがとうございました。


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