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おしゃべりな本屋やっています

その日は、早朝開店。
客層は、町内の朝市の帰りがけに立ち寄ってくださる方がほとんどです。

初めての方がいる一方で、実はリピーターも!
前回の朝市の時にも来たお客様が数組いて、本も買って頂いて。
まだ認知度も低いKIBAKOに再度足を運んでもらえただけでもの凄く嬉しい。

その中のおひとりが言ってくれました。
「おしゃべりな本屋っていいですよね」と。

話しかけられるのが嫌な方もいらっしゃるので、そこは様子を見ながら声かけしてますが。
圧倒的に女性客が多いので、やはりついつい喋りかけてます。

本の話、長沼町の事、今日は双子のお孫さんがいるとお聞きしたのでわが家の双子の話まで。
KIBAKOは気軽に来れて、店主とおしゃべりして楽しく帰ってもらってもいいかなと思っています。
もちろん本を買ってもらうのが1番ではありますが。

娘さん(恐らく私と同年代)と一緒に来店された高齢のお母様がとても可愛らしくて。
グレーのベレー帽を被り、赤いチェック柄のシャツ、背中には赤のデイバッグ。
その出立ちがお似合い。
そして店内を、あれもいいわね!これも気になるわ!どうしましょう!と悩みながら本を選ぶお姿が本当に可愛いのでした。
その間、私は娘さんとお話して待っていて、それも楽しい時間です。

前の投稿で搬入搬出の大変さを嘆きましたが、いざ開店してしまうとお客様とのやり取りの愉しさに疲れも忘れてしまうのでした。

本屋は静かでなければいけない!
そう信じている方は、静かな書店をお勧めします。
KIBAKOは本屋らしからぬ場なのかもしれません。
井戸端会議もOK、町の情報交換もする。
話好きな店主がいる本屋で、何だか居心地がいいよねと言われるのを目指してます!