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物件を見つけるよりも本屋を開くことを優先してみた
「カフェをやりたい」と数年前から言っていた知人が、本屋KIBAKOに来てくれました。
本屋始めちゃうなんて凄いですね!と。
私自身もホントにオープンするなんて直前まで実感ありませんでした。
カフェと月2回しか開けない本屋とでは、準備段階からして比べようがなく、私が偉そうに語ることなんか出来ません。
それでも、なかなかカフェオープンの声が聞こえて来ないので現状を聞いてみました。
(本屋KIBAKOではそんなおしゃべりだって聞きます)
かれこれ5年は準備していると思います。
経営を学びに行ったり、カフェ巡りをしたり、カフェ開業セミナーにも参加。
あとは物件だけなんです!と。
地元にお店を持ちたい。
でも土地や店舗を買うことはしたくない。
貸店舗で条件が合う所が見つからなくて。
結局今だに開店には漕ぎ着けないということでした。
あれ、この悩みは私が通って来たよね?
本屋KIBAKOを始めるにあたり、当初は知人のように考えていました。
『本屋として商店街に物件を借りること』
ところが現実は上手くいかないもの。
思う様な物件はそうそう現れないらしい。
土地建物を購入する予算なんてない!
そこで私は考えを方向転換したのです。
まずは商店街に本屋をつくるを優先する。
毎日開いてない本屋でも良しとする。
だとすると、物件を借りるよりもレンタルスペースなら使用料だけで済む。
準備に時間を掛けなくても、早く本屋が開ける!
いろんな形の本屋があってもいいじゃない♪
こうして自分がイメージしていたよりも早く本屋KIBAKOはオープンしました。
知人は「いい物件さえ見つかれば」と言いますが、見つかるのをずっと待つ事になっているのかも。
じゃあ、どうしたらカフェを始められるかな?を考えてみると私のように間借りで始めてみることもありなのじゃないかな?
今でも毎日本屋が出来る格安物件があればいいなと思うことはあります。
開店のたびに自宅から本や什器などを運ぶのは、想像以上に大変なので。
でも、完璧を求めると時間もかかる。
物件との出会いはご縁も関係していると思うので、そこは気長に待つことにして。
もうそれほど若くもない自分には、勢いで始めてしまう方が合っていたようです。
課題は盛りだくさんなので、これからも悩みながら進みます。