ワーケーションには特別な場所は要らない
北海道のワーケーション事情を知ってもらうために始めたnoteです。
最近の「ワーケーション」流行りはすごいですね。
雑誌でも、ネットでもこのワードを見ない日はない。
今回は本来のワーケーションを考えるきっかけとなった出来事について書いていきます。
お膳立てが増えていませんか?
「ワーケーション」という言葉があちこちで聞かれるようになりました。
コワーキングスペースや、サテライトオフィスなどが新設され、宿泊施設の充実・遊び先の提案もアピールされています。
こんなに便利ですよ!
施設が充実しています!
ご家族で楽しめますよ!
まるでパッケージされた旅のような気がすることがあります。
それが安心だと感じる人(企業)には、申し分ない対応です。
でも、もっと自由に旅がしたい人もいます。
ワーケーションも、何不自由なく揃っている環境は違うと感じる人がいるかもしれません。
業種や仕事内容(オンライン会議があるとか)によっては、環境が整ってなければ仕事が成り立たない場合もありますが。
北海道の小さな町の心地よさ
先日、あるご縁で北海道民でもなかなか行ったことのない町を訪れました。
「蘭越町」(らんこしちょう)という町をご存知ですか?
ニセコはスキー場で有名ですが、そのお隣に位置しています。
実は北海道に生まれ住んでいても正確な場所を知りませんでした。
「蘭越町を知ってもらいたい!」とオファーをいただいたのです。
あくまでも観光ツアーなのですが、私はワーケーション目線で見学。
町をこよなく愛する担当の方々と温泉・観光地・ワイナリー・木工所などを駆け足で巡ってきました。
行く先々ではワーケーションが可能なのか?を私なりにチェックです。
WIFI環境・デスク・集中できる環境か?
リラックスできる要素は何があるか?
確かに今やはりの設備が完備されているわけではありません。
実際、WIFI環境も一部だけ使用ができる程度です。
でも何故か居心地がいい!
何もないからアイディアも浮かぶ
多すぎるほど自然がたくさんな町が蘭越町でした。
(北海道の町はどこもそうですけど)
中でもこの町は、海、山、川、湖が揃っています。
おまけにお米の町なので田園風景がいたるところで広がっています。
ワイナリーもあります。こちらはブドウ畑です↓
こんな風景を見ながら仕事が出来るなら何も要らないと思ったのです。
おしゃれなコワーキングスペースがなくても十分仕事は出来る。
新鮮な空気と風があれば、面白いアイディアは浮かぶような気がします。
息抜きに遊びたくなったら、釣りもアウトドアスポーツもし放題。
温泉は7つもある!
ワーケーションを楽しむ秘訣は人との繋がり
今回の居心地の良さは環境ももちろんですが、やはり人でした。
アテンドしてくださったのが、「蘭越あくてぃぶネット」の方です。
全力で町の魅力を伝えてくださいます。
皆さんが本当に気持ちの良い方ばかり!
初対面にも関わらずすぐに打ち解けられます。
私がワーケーションについての質問をすると、すぐに「こういうのはどうですか?と提案が返ってくる。
それだけ町への愛情があるということですね。
初めての土地でワーケーションを楽しむには、地元の方との出会いを大切にしてみてはいかがでしょうか?
ガイドブックやネットでは知り得ない情報は嬉しいものです。
そして出会いがお互いの宝物となるはずです。
今回は視察も兼ねての訪問でしたが、町の方からのおもてなしがすごくて驚きました。
「蘭越町に来てくださったことが皆んな嬉しいんです!」と言われました。
きっと、どの町・村もそうなのでしょうね。
ワーケーションは関係人口を増やす一助だとも思っています。
何もない場所にこそ足を運んでみる、人と繋がる。
それが日本全体を活性化させる原動力なのかもしれないですね。