見出し画像

理想の本屋への手探りはまだまだ続く

大騒ぎをしてオープンさせた本屋KIBAKO。
初めての本屋はトライアンドエラーばかり。
皆様の応援を力に変えて乗り出したワケですが、想定外な事もあります。

今直面しているのが、物件問題!
いやいや、一番大事でしょう?と言われそうですが。
本屋をやってみようかなと思い始めた当初、もちろん物件探しはしましたが。
そうそうお手頃なものがすぐには見つからず。
まずは本屋を始めてみる!を目標にしたので、レンタルスペースを利用としました。(今の形です)

立地・人通り・ご近所さんとの関係性は満足です。
それ自体はなんとか上手く出来たと思っていて。
ただ一つ誤算がありました。

本の搬入搬出が大変!
本屋を開店する度に行う一連の作業。
500冊近い本を自宅から車へ積み込み、積み込んだ本を今度は店舗へ移動。
本だけではなく、10個のりんご箱と本棚なども同様です。
二日間の営業が終わるとレンタルスペースを元の状態に戻します。

7月オープン時は、お手伝いしてくださる方もいて「何とかなるもんだ」と楽観でした。
ところが、翌月からは自分一人で全て行うワケで。
本ってなかなかの重量なんです。
腰に来る!体力奪われる!

人を雇うほどではない小さな本屋。
かといって今後もこの形態を続けるのは体がキツイなあと感じました。
ここはやはりレンタルスペースではない物件に憧れます。

ずっと本が置けたなら、KIBAKOがもっと開けていられる。
気が向いた時に本を見に来てもらえる。
いろいろな人と店内でコラボも出来るかもしれない。
毎回の搬入搬出の時間が無くなって、他のことに時間が使える。
と、夢は広がっていきます。

とはいえ、そうそう物件も見つからないし、果たして家賃が払えるか?も考えると現実的には厳しいし。
この辺の固定費問題が個人で本屋を運営していく上での課題なのでしょうね。

「冬は人が来ない」とお隣のカフェオーナーさんから言われていて。
雪の中、この一連の搬入作業をしてまで売り上げがゼロでは厳しい。
ということで、本屋KIBAKOは12月〜3月まで冬季休業です。

本屋を開店された方のお話を聞くと、物件とは不思議な出会いがあるらしく。
探している時には見つからないのに、偶然出て来た!なんて事もあるそうです。
そんなご縁を気長に待ちます。