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肩肘張らずに町に溶け込んでみたいと思った
去年の本屋KIBAKOでの備忘録となっています。
本屋KIBAKOに、フラッと自転車に乗って現れた年配の女性。
お客様かな?と思っていたら、目的が違いました。
手には「夏の朝市」のチラシ。
お話を伺うと、農家の嫁プロジェクトの広報を担当されている方でした。
毎年夏に、長沼町の農家の奥さんたちが中心となり神社の敷地を借りて朝市を開いています。
そこでは新鮮な野菜のほかに雑貨やパン、コーヒーなどいろいろなお店も参加して賑やかな時間が流れるそうです。
噂には聞いてますが、私は実はまだ行ったことがなくて。
町内外から多くの人が訪れる朝市なのに、ひとつだけ悩みがあるのだそうです。
それは、朝市が終わると(買い物が済むと)お客様が帰ってしまうこと。
せっかく長沼町に来てくれても、町に足を運んでもらえない。
朝市の開催に合わせて、通常よりも早くに営業するお店も増えて来ているのに。
ここからが本題。
この代表の方が仰るには、本屋KIBAKOも開けてもらえないだろうか?とのお願いでした。
本屋KIBAKOの右隣はカフェ、左隣は雑貨屋さんです。
どちらも朝市の時にお店を開けてくれているのだそうで。
両隣りの真ん中がシャッター降りていると寂しく感じちゃうんですよ!と力説。
その時は前向きに検討しますねーと言いましたが、確かになぁと思いました。
カフェのオーナーさんに聞いてみると、朝市で買い物を終えた方は朝食を食べるためにカフェに並ぶのだとか!
待っている間や食後に立ち寄れる場として本屋KIBAKOが開いていたら良いかもねと言われました。
これはやるしかない!(単純なので)
ただ、通常の店内セッティングはどうしても時間的に無理です。
考えろ、私!
無理しない本屋を目指してます。
じゃあどうしたら早朝からの本屋を開けるか?
店内レイアウトは朝市仕様で縮小する。
営業時間も短い。
設置する本の冊数も減らします。
これなら出来る!
という事で、臨時本屋KIBAKOを開けることに。
9/6と10/8 朝7:00〜10:00の営業予定。
どんな人の流れになるのか?
実際は何も変わらないかもしれません。
それでも、町に立ち寄ってもらいたいと想っている人の気持ちには応えたいと考えました。
結果はすぐには出ませんが、本屋もやってるらしいよ!と口コミが広がると嬉しいなぁと思います。
町民でもない私に、このようなお誘いを持って来てくれた事が嬉しいです。
地域活性化なんて大それたことは出来ないですが、町と人をつなぐ本屋目指してますしね。