
お客様が発信した呟きで心が救われた
個人経営の書店のSNSを見ていると、お客様が来ないと呟いているのを目にする事があって。
それは身につまされるものです。
連休で、お天気も良い=遠出しよう!になるのは仕方ない。
特にお子さんがいたりすると尚のこと。
楽しそうなイベントがあると人はそちらを選びますね。
昨年の9月の連休、本屋KIBAKOも同様な経験をしました。
週末の土曜だというのに全然人が来ない、というか歩いている人がいない。
地元の神社のお祭りと連休初日が重なるとこうなるという洗礼を受けたかのようでした。
なんとなく決めた開店日は見事に残念な結果。
閑散としたKIBAKOで、実は誕生日を迎えていました。
コレも勉強と思うしかない。
人の流れを読むのはなかなか難しいものです。
ただただひっそりとする店内に1人でいるのは心が折れそうになります。
そんな日に見つけたお客様のSNS。
KIBAKOの事を呟いてくれていました。
「ここの本屋さんのセレクトがすきで、すきで。また行くのがたのしみだな。」
はい、泣けました。
本屋冥利に尽きます。
本屋としては全くの初心者ですし、セレクトと言えるほどのことは何もしていなくて。
むしろ本を寄贈してくださった方のセンスが良かっただけの話なんです。
あまり変わり映えのしない本を並べているので、コレは気を引き締めないと!と思いました。
せっかくこうして楽しみに来てくださっているのですし。
お客様から気付かされることが、次への一歩に繋がります。
まちの本屋が、待ちの本屋であってはダメで。
来たくなる仕掛けも考えていかないと。
具体的に何をするかはまだ浮かびませんが、春からは毎回試行錯誤の日々となりそうです。