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vol.4"親友が私をデリヘ○に売った話"〜本当にあった嘘みたいな本当の話
ADHD気味の私には
1つだけ、得意な事があった。
おじさんに好かれる事。
結果さえ出せば何も言われないその仕事は
当時の私にとっては"あくまで、安全地帯"だった。
週3回のパチンコ屋のバイトでさえ
まともに仕事をこなすことができず
先輩たちの仕事を増やすばかりで
カウンターやらせてもらえないのは
私が使えないからだ…
フロアで頑張ろうって思ってた。
そのうち、体を壊して入院した。
入院費は退院してから
しばらく働いてた
ピン○○で働いて分割で支払った。
パチンコ屋の主任と電話で話して
本来カウンターは女が交代でする業務なのに
私だけ任せて貰えなかったし
フロアでも迷惑ばかりかけてるので
辞めます。と伝えた。
Xはちなみに私の見舞いには
1度も来なかった。
そこまで大したことないから。
と言われた。
1週間は入院してたし
毎日心細かった。
点滴も痛かったし看護師には説教されるし
あの頃の事はずっと覚えてる。
色んな意味でただただ、辛かったけど
あの頃何を思って働いていたのかは
覚えてない。
このままじゃ、うちらの人生終わるよ
2人とも大学は中退した。
学歴の為に浪人して頑張って
大学に受かって入ったのに
私がした事は
Xと借りたDVDを毎晩のように見て
夜中ゲーセンに行き
都心のClubで踊って遊んで
適当にバイトして買い物して
その日暮らししてる
クズニートだった。
まだ、ピン○○勤務だった。
専門学校に通うか考えたけど
結局うちらに続くわけないから
辞めようって話になった。
私にはXと過ごしていくうちに
意思というものがなくなったらしい。
喧嘩すると絶対口で勝てなくて
直ぐに論破される。
そして私が最初に謝り機嫌を取る図式が
小学生の時に出来上がった。
思い通りにならないと
すぐに怒る女だった。
時には殴られたし
謝っても同じ家に居るのに
無視され続けたり
お金で償ったこともあった。
ずっとXの言うことを聞いて過ごしてきた。
自分で決断する事が怖くて自信がなくて
できなかった。
でも、"こんな私と仲良くしてくれてる"
と自分を卑下していたし
自分よりも全てが格上のXには
謎の崇拝精神が常にあった。
完全にXのマリオネットだった。
あんた今の仕事わりと続いてるんだし
今度はデリ○○で働いてみたら?
今よりお金稼げるだろうし
その代わり私が全能力を使って
あんたの人生背負うし困ったら助けるし
尻拭いもする。
家事もあんたはやらなくていい。
私がこれから全部やるし
あんたは得意なお金稼ぎして
私は頭脳を使う。
あんたに金管理させたらまた
家賃払えないからお金貸してとか
土壇場で言ってきそうで迷惑だし
あんたすぐ無駄遣いするし
私があんたの稼いだお金の管理するから。
2人の能力を合わせたら無敵だよ!
それでいいよね!!?
"うん"と言わないといけない雰囲気
そして、YESと言わなければあんたの人生
終わります、と言われてる気がして
あの時の記憶は鮮明に残ってる。
言われるがままに
私は気づいたら
デ○へ○嬢になっていた。
※全て実話です。
続く。