みんなの図書館「本と一筆」

鹿児島県大隅半島の海沿いにある民営図書館です。 廃校になった学校の図書室を活用していま…

みんなの図書館「本と一筆」

鹿児島県大隅半島の海沿いにある民営図書館です。 廃校になった学校の図書室を活用しています。 ひとりひとりの表現を大切にできますように。 運営:NPO法人たがやす

マガジン

  • オーナーさんの本棚

    • 6本

    本と一筆の本棚オーナーさんが置いている本を、図書館運営メンバーが紹介していくマガジンです。

最近の記事

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みんなの図書館「本と一筆」を開館しました

初めまして。 みんなの図書館「本と一筆」を運営している馬場みなみといいます。 「本と一筆」ってどんな図書館なの?どんな仕組みで動いているの?ちょっと興味があると思ってくださっている方々に向けて、みんなの図書館「本と一筆」についてお伝えしたいと思います。 みんなの図書館「本と一筆」があるところ 「本と一筆」があるのは鹿児島県大隅半島にある錦江町。 廃校になった中学校の一室にあり、図書館を運営しているNPO法人たがやすの事務所と併設されています。 図書館からは芝生の校庭が見

    • 第3回「大人のための絵本読み聞かせ会」を開催しました!

      少し日が経ってしまいましたが、、先月に隈崎和代さんをお呼びし、「大人のための絵本読み聞かせ会」を開催しました。 今回は参加者が少人数ということもあり、アットホームな雰囲気ではじまりました◎ ※今回も紹介された絵本リストは記事の最後にまとめています。 まず初めは隈崎和代さんによる絵本の歴史についてのミニ講義でスタート。絵本が生まれたのは平安時代の「紫式部日記」などの絵巻ものが起源と言われているそうです。 そして、こども向けの絵本は江戸時代からで、今のような教育の要素として絵本

      • 第2回「大人のための絵本読み聞かせ会」を開催しました!

        第2回目となる、「大人のための絵本読み聞かせ会」。 この企画を提案してくださった隈崎和代さんは、日々仕事や子育てなどで大変な大人の方こそ、読み聞かせを聞いてもらって癒される時間になっていただけたらとおっしゃいます。 第1回目は大人向けの本をメインで紹介されたので、今回は子ども向けの絵本のなかから、大人向けでもある本を紹介していただきました。 会の様子とともに、紹介された絵本をお伝えします! ※今回紹介された絵本のリストは記事の最後にありますので、そちらをご覧ください。

        • 「お抹茶と語りを愉しむ講談会」開催しました。

          少し遅くなってしまいましたが、先日開催した、「お抹茶と語りを愉しむ講談会」のイベントの様子をお届けします。 今回のイベントが開催されたきっかけは、ご登壇された猩々さんが「本と一筆」の本棚オーナーさんであったことでした。 猩々さんが置いてくださった本は、以前オーナーさんの本棚でもご紹介した、「絶滅危惧職、講談師を生きる」。 この本の最後のページに、こんなメッセージを書いてくださっていたのです。 講談についてお話したのがきっかけで、それならばぜひ「本と一筆」の図書館でやっ

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        • オーナーさんの本棚
          6本

        記事

          本物は、素人を舐めない。

          みんなの図書館「本と一筆」に登録してくださっている本棚オーナーさんの棚から一冊取り上げてみるコーナー。みんなの図書館「本と一筆」の運営メンバーが本の感想や感じたことを書いていきます。 今回の本は、「絶滅危惧職、講談師を生きる」。 講談師、神田伯山さんが神田松之丞さんだった時の著書。 全国に80人ほどしかいないという絶滅危惧職でもある講談師ですが、松之丞さんの半生から真打に至るまで、インタビュー形式で書かれた本です。 私自身講談について全く知りませんでしたが、この神田松之

          本物は、素人を舐めない。

          たくさんの「ガーン」が豊かな人生。

          みんなの図書館「本と一筆」に登録してくださっている本棚オーナーさんの棚から一冊取り上げてみるコーナー。みんなの図書館「本と一筆」の運営メンバーが本の感想や感じたことを書いていきます。 今回の本は、「めねぎのうえんのガ・ガ・ガーン」。 この本は、静岡県浜松市の京丸園という芽ねぎ農園での実話をもとに描かれた絵本で、京丸園の鈴木緑さんが本棚オーナーになってくださっています。 芽ねぎ農家の鈴木さんが障がいのある二人と関わることで、考えが大きく変わっていき、農園もどんどん成長して

          たくさんの「ガーン」が豊かな人生。

          強くあるために弱くいること

          みんなの図書館「本と一筆」に登録してくださっている本棚オーナーさんの棚から一冊取り上げてみるコーナー。みんなの図書館「本と一筆」の運営メンバーが本の感想や感じたことを書いていきます。 今回の本は、  本の中では、 障がい者たちを中心とするコミュニティ、「べてるの家」。 過疎の離島で、原発の反対運動が行われている祝島。 病気で亡くなる子が中心となって、周りにエネルギーを与えるホスピス、「マーティン・ハウス」。 ダウン症の子が大人になっても過ごせる町づくり、「ダウンズタウン

          強くあるために弱くいること

          本に囲まれて過ごしたい。本棚オーナーのすすめ

          一棚を借りて、自分の本を置くことができる本棚オーナー制度の図書館。 本棚を通して自分を表現するきっかけになったり、おすすめの本をPRしたり、社会との繋がりをつくるきっかけになったり。 現在個人の方はもちろん、ケアサポートの活動をされている方、企業さんや出版社さんなど様々な方がご自身の本を置いてくださっています。 ※みんなの図書館「本と一筆」についてはこちら。 今回は本棚オーナーさんのすすめということで、オーナーさんになるとどんな特典があるのかご案内しようと思います。

          本に囲まれて過ごしたい。本棚オーナーのすすめ

          何かを取り戻したい人へ

          みんなの図書館「本と一筆」に登録してくださっている本棚オーナーさんの棚から一冊取り上げてみるコーナー。みんなの図書館「本と一筆」の運営メンバーが本の感想や感じたことを書いていきます。 最初の本は、 絵本は普段読まないですが、絵の雰囲気が好きだったので手にとって読んでみました。 柔らかくて穏やかな絵に癒される一方で、自分のあり方を問われているような、はっとさせられるような問いを語りかけてくれます。 これだ!とすぐに答えられるものもあれば、じっくり考えると答えられるものも

          何かを取り戻したい人へ