ロンドンに戻る。コロナとロンドンの裏庭について。
社会人になる前に留学していた頃に、現地で一番仲良くしていた韓国人の女の子が、昨日ソウル近郊の地元からロンドンに戻ったと連絡を貰いました。
彼女とはロンドンの大学で出会い、一年生を一緒に過ごした仲で、お互い語学に不安がある中で言わば戦友のような存在でした。
彼女がロンドンに戻った理由は最終学年の卒業発表を行うためで、それが終わり次第すぐに韓国に戻るそうです。
私はその大学を一年生で退学?中退?し、日本で社会人になりましたが、今までも何度も連絡を取っていたし、コロナ前は私が韓国に行ったり彼女が日本に来てくれたりもしました。
去年コロナが本格化してから、私はしばらく海外には行けないだろうと決めつけて、またイギリスに行きたいなあという感情を押し殺していたけど、こういうタイミングでも自主隔離をして飛行機に乗る人は沢山いるんだなあ、と、自分の視野の狭さを感じました。
もちろん旅行で行くのと、仕事や勉学で行くのは色んな意味合いが違うと思うけど、どんな状況でもやれないことはないなあと彼女との会話で思う。
やるかやらないかで、やれないことはない。
本心で言うと、自分がコロナにかかっていて私が移動することでウイルスをまき散らしてしまうのではないか、他人に対するリスクをわかっていながら自分の思いにしたがって行動することは果たして正しい行為なのか、と考えてしまう。一方でいつまで自分の生活を自粛していれば良いのか、毎秒自分はより大人になっていって、自粛している間の時間は二度と戻らないのに、本当にこのまま過ごしていていいのか、とも思う。といっても私は超弩級のインサイダー(インサイダーって韓国だけのスラング?)なので、家に居て本を読んだり映画を観たりする時間が増えて、悪いことばかりではないです。付き合いで行く社交も減って、助かった部分も大いにある。
ロンドンにいる友達に話を戻すと、もともと私たちはファッションを専攻する大学に通っていて、彼女は最終的にニッティングを専攻していたので、卒業制作はランウェイ用に衣装の作成か、学校付属のイベントスペースで展示かな?
見に行きたかったなあ、写真送ってね、とメッセージを送って、また韓国か日本で会いたいねえ、とメッセージが返ってきて、近い将来に本当に会える日のことを想像しながら、彼女がインスタグラムに投稿した住まいの裏庭の動画を見ていました。
イギリスと言えば、あの裏庭!(急に?)狭いし家によっては管理も杜撰なのに、何故か纏まって美しく見えるあの裏庭。私の住んでいた家はシェアしていたメンバーの誰も庭管理をしていなかったと思うので、雑草も多く荒れていたのに、それでも見ると何となく雰囲気があって良い。友人は学校近くのイケてる地域に部屋を借りているはずなので、庭も随分綺麗でした。
私が住んでいた家は一階の奥にランドリーがあって、その先の勝手口から裏庭に出ることが出来ました。そこで洗濯機を回している時によく玄関先まで出てぼうっと立ってたのを今思い出した。右隣に住んでいる家で飼われていた白黒の猫・スミノフがよく庭の仕切りの上をのそのそ歩いていた。当時私はよくスミノフを飲んでいて(日本で買えないバカデカサイズのスミノフアイス瓶がオフライセンスっていうコンビニ劣化版の個人商店に売っていて、友達がよく買って遊びに来てくれた。)それで隣の猫もスミノフって呼ばれていたから、お前もスミノフなん・・・と思ってその猫を遠くから見つめていました。
最終裏庭と猫のほっこり文章になってしまったけど、また必ずロンドンに戻りたいという気持ちがふつふつとわく今日この頃。
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