【選んで無職日記142】クリスマスうまく楽しめなかった
2024/12/25
朝起きてすぐ、何だか今年はクリスマスっぽくなかったなと思う。
いつもならどこかにディナーを食べに行ったり、プレゼントをちゃんとしたものを購入したりするので街中に出るから、クリスマスムードをこれでもかというほど感じることが出来るし、車内や通勤中のBGMはクリスマスソングのプレイリストを必ず選んでいるから耳もハッピーなのに、今年は何故かそういった選曲にはほとんど指は向かず、2024年によく聞いた曲を勝手に集めたプレイリストばかりかけていた。
今年は無職というのが災いして、ちゃんとしたプレゼントを誰にも準備できなかったし、自分にも何か洋服だったり何でもいいが、とにかく物を購入することも無かった。
なるべく一日に使うお金を減らそうということばかり思っているからか、今までは何の気なしに購入していたコンビニのサンドイッチが実は400円を超えていたので驚いたり、唯一惜しみなく購入している本も新刊を書店で購入することは泣く泣く諦めメルカリで買ったりしている。
別にお金があっても無くてもクリスマスの楽しみ方は同じなのだが、何故か今年はクリスマスそのものへの関心が薄く、かつ楽しもうという意気込みも昨日のケンタッキーの時点でマックスだったように思う。
もしかしたら私の中のクリスマスを感じる行為というのはある意味出費に直結しているのかもしれない。誰かのためにプレゼントを準備する、予約してご飯を食べに行く、とか。
たまに家を出て目につくのは、行き交う人々がぶら下げている紙袋だった。25日に向けてどんどん派手なデザインの袋が増えてくるし、紙袋の数も増えてくる。一つにまとめたらいいのに、という女の人が沢山居る。ああいうのを見ると、クリスマスだなと思う。
以前ラグジュアリーブランドで働いていたのも理由かもしれない。この時期はプレゼントを購入する人たちで百貨店が爆発するほど混む。あの込み具合を見ると、気合入れて出勤せねばという感覚になる。人の波に負けないように、接客の波に溺れないように。
季節のイベントとお金のイメージが直結しているだなんて、何だか悲しい人間の性である。
だから今日はなんとなく外に出てクリスマス気分を味わおうという気持ちの元、街を歩いてみようかなという思いもあったのだが、多分どこにいっても人が多そうだと思って諦め、メルカリに出品したキャンドルを発送しにコンビニに向かった。
昼は昨日余ったケンタッキーのチキンをアレンジしたガーリックチキンの炊き込みご飯とカボチャのコロッケを用意した。ハンターハンターを見ながら食べたのだが、今見ているシーズンの回が面白すぎてテンションが上がって続けて何話も見てしまう。
食事後は昨日に引き続き家の掃除。キッチンや洗面台の棚の中の要らない下着などをさっさと捨てる。
夜は呪術廻戦の最終巻を買いに書店に向かい、家で読んだ。もう話をほとんど覚えていなくて結局一個前の巻から読み終わることになったのだが、今まで追っていたストーリーが終わってしまうというのは寂しい。
結局最後までクリスマスムードを感じることはほとんどなかった。唯一、夫と書店に行くときに見に行った百貨店屋上で開催されていたイルミネーションのイベントがクリスマス使用だったが、想像していた規模の十分の一くらいのサイズのライトニングだったので、会場を一周もせず即帰宅した。
今年はクリスマスには縁のない年だったのだ。生きていればそういうこともある。