【選んで無職日記145】一年の振り返りが好きではない私が一年の振り返りをしてみた
表題の通り、私はどんな一年だったか振り返るのがあまり好きではない。何故かもよくわからない。嫌だったことを思い出すのが、嫌なのかもしれない。
だけれどもこの時期になると皆一年の振り返りをさせようとしてくる。apple musicを開けば2024年によく聞いた音楽のプレイリストが勝手に作成されているし、googleフォトを開けば今年撮った写真がカテゴリーごとに勝手にまとまっている。私が求めなくても、AI側が自動的に一年の振り返りをさせてくれる。
アプリに流されているのも癪なので、noteの場を借りて振り返りを簡単にしようと思うのだが、まず私は今年退職して、無職になった。これは安心安全真面目街道を行く私にとって革命的な出来事だった。
次にピラティスを始め、どっぷりハマった。無職期間中の方がよく運動している。身体的には健康に近づいたので、素晴らしい趣味ができて嬉しい。
最後に、退社してから文章を書き始め、人生の夢であった本を出版することに成功した。今も書くことは楽しくて続けている。このnoteの日記もそうだ。こんなに長く書き続けることが出来るとは思っておらず、こちらも嬉しい趣味の追加である。
これらの新しい趣味は私が会社を辞めたから出来たことだな、と思う。勤めているころはいつも何かに悩んでいて、「自分がしたいようにする」ことをおろそかにし過ぎていた。そもそも「自分がしたいようにする」ことなんて、休みの日以外これっぽっちも考えていなかったと思う。
会社を辞めたことで社会的立場や継続的な収入は無くなってしまったが、それよりも私が大事にしたいことに向き合えて、私としては本当に楽しい2024年下半期だった(上半期は仕事をしていたし、かなり悩んで生きていたので割愛)。
仕事を辞めた後の私があまりにも生き生きとしているので、家族を初め周りの人は大変喜んでいた。友人からは「あんたは仕事しないで、憧れの生活スタイルを貫いてよ!」と言われたりもした。皆の気持ちは私もわかる。今年後半の私はとても楽しそうだったと自分でも思う。笑顔が増えたし、ストレスが減って、「楽しく生きる」ことに精一杯振り切った。
この生活がずっと続くわけはもちろんないのだが、私の人生にとって必要な暮らし方だったので、後悔はない。さて、来年はどんな年になるだろう。