【選んで無職日記115】友人とのミーグリ

2024/11/14

　昨日の日記を今日書こうと思っても、意外と昨日のことを全て思い出すのは難しい。継続は力なり。

　体調に違和感があったので病院に行くと、多分大したことはないのではとのこと。念のため婦人科に行くのもいいけど、そこまで緊急性はないよと言われ、安堵の気持ちで帰路に着く。
　思ったより早く病院が終わったので、ピラティスを受けてから帰ることにする。今日もヤムナフットウェイカーズと言う足裏地獄のクラスを受ける。
　ここ最近季節の変わり目だからかふらついたりすることが多いのだが、そんなタイミングでこのクラスは間違いだったかもしれない。足裏のツボが刺激されて痛すぎるからなのか、何故か眉間が詰まるような感覚があって瞼を押さえ、帰り際先生にしんどそうだったねと笑いながら言われて、途中で逃げ出そうかと思いましたと伝えた。あっ、#ピラティスネキを忘れていた。

　家に帰って夫とお茶漬けを食べ、またひと眠りし、今度は念のため婦人科に向かった。
　以前一度利用したことがある病院なので勝手知ったるだが、婦人科のあの動くイスはどうにも慣れない。
　そもそも下半身だけ半裸でイスに座らされるのも心もとないし、しかもそれがウィーンと上がって足もパッカーン！とされるのも腹立たしい。
　さっきまでマスク越しではありながら顔を突き合わせていた先生なのに、検診台に上がったら股だけ見せてカーテンで顔は隠すのはあまりにも滑稽だ。しかもその後また検診台から降りてデニムを履き、また先生と顔を合わせて内診結果を聞くのだから、あの時間は何だったんだと毎回思わされる。

　内診してもやはり特に何かあるわけではなさそうなので、安心してビルを降りた。一階のソファに幼馴染のMちゃんが待っていた。
　Mちゃんとは今日昼前くらいからラインしていて、Mちゃんはお休みで家にいて、私は病院に行ったりなんだりして予定があったのだけど、その後にどうしてもスーパーに行きたくてMちゃんを誘ったら、行くと言ってくれたのだ。何故か今日は一人でスーパーに行きたくなかったので、誘われるのを待っていたと言われたときは嬉しかった。

　Mちゃんはコーギーが写った写真がプリントされたスウェットを着ていて、開口一番に何それ可愛いと伝えると、友人の実家の犬だという。なんだかふざけた写真なのでくつくつ笑っていると、いいしょこれ、とMちゃんも笑っていた。
　車を取ってスーパーに向かい、まずは二人でカフェでお茶をした。二人ともワッフルに生クリームをトッピングしたものを注文して、ノンストップで話しながら食べた。
　その後二人で買い物をして、Mちゃんを家に送り、私も家に帰った。

　私は今日みたいな急なミーグリが好きだ、とMちゃんに言うと、わかる、と帰ってきた。私の言う”ミーグリ”とは、ディズニーでミッキーやミニーたちと彼らの家でサシで会える”ミートアンドグリート”のことだが、ネットを調べると今はアイドルに対しても使えるようになった単語らしい。
　私にとって友達と会えるというのは、ミッキーやミニーに会うくらい心がときめくようなことで、しかもそれが計画立てて実行されたものではなく不意にお互いの気持ちが合った時、例えば今日みたいに「これから暇？」で会えるような関係性が貴重で素敵だと思う。

　そんなことを考えながら、夜はかぼちゃのマカロニサラダを作った。主食が出来上がるタイミングでクリームチーズを混ぜようと思っていたのをすっかり忘れて、お茶碗にご飯をよそったタイミングでそれを思いだした。