【選んで無職日記92】ミルクを少し多めでお願いします
2024/10/16
#ピラティスネキ
今日のピラティスはやばかった。今までで一番痛くてしんどかった。フットウェイカーズという直径十五センチくらいの半円が二個、バランスボールの鬼固いバージョンに足裏マッサージのようなブツブツがいっぱいついているようなツールを使って運動をするのだが、足裏にこれを挟んで上に乗ったり、かかとに体重をかけたりして身体をほぐしていくピラティスだ。
このクラスに初めて参加して、参加後十分で退室したくなるほど痛い。踏んでいる足の外側の真ん中(書いていてもう訳が分からない)がフットウェイカーズの頂点に来るように足を置くと、今までに感じたことのない痛みがブワッと襲ってくる。鈍痛と刺すような痛みが同時にやってきて、痛めたるでほぐしたるでと攻めてくる。途中痛みに冷や汗をかくほど辛いのだが、レッスンが終わってスタジオを出て、履いてきたスニーカーで歩いていると足の裏がフワフワでとても気持ちが良かった。まるで足裏がエアウィーヴになったような感覚と言ったらいいのだろうか?これは体感してみないとわからない。だけど次のクラスを受けるのが怖いレベルで痛い。
家に戻り昨日の夜の作り置きをチンして、ラーメンを作って食べ、支度をして車に乗る。今日の朝父におつかいを頼まれて、車のディーラーに行くことになったのだ。
おつかいはほとんど時間がかからず終わったので、久しぶりに車でないと行きづらい書店へと向かう。ここにはカフェが併設されているので、勉強がてら時間を過ごそうと中に入った。
以前ZINEのイベントで販売されていた、ビニールがかかっていて中身が見られなかった本があり、しかも中身も見られるようになっていたので嬉しくてパラパラめくる。以前から気になっていた韓国のイラストレーターさんの本で、犬のキャラクターがとっても可愛いので購入を決める。
その後カフェでカフェオレをミルク多めで注文し、少し勉強してまた車に乗り、ガソリンスタンドに向かった。
ガソリンスタンドに入り込む途中、スタンド側からくるバンと近くなって際に寄ると、自分の車の車体からごつんという音が聞こえて青ざめる。ガソリン計量器が立っているコンクリートの下にばっこしぶつかったのだろう。案内してくれていたガソスタのお兄さんが、アッという顔をして私の車の後方を見に行ってくれ、まずは一旦車を安全に停止するために、サイドミラーを畳んでくださいとか、左にハンドル切ってくださいと言って丁寧に指示してくれる。
オワタ、もうオワタと思いながら車を停止させると、ドアを開けたお兄さんに「車体もタイヤも裂けていないので大丈夫そうですよ」と言われ安心する。何度も「すみません、すみません」といいながら支払い用のクレジットカードを渡し、逆に車内清掃用の濡れタオルを渡されたのに、何故かシートベルトを外してしまってもう頭が大混乱だった。
曲がりなりにも私は車の運転が上手いF1選手の名前を本名に貰っているのに、ガソリンスタンドさえ上手く入れないのか?と思い愕然とする。
ガソリンを入れ終わり、出る時もお兄さんに何度も感謝の意を述べて出て、しずしずと家に戻ってきた。
駐車場に車を停める時、念のため自分でも車体を確認したが、特に傷ついている様子はなくて安堵する。車よごめんと思いながら、車体をさすった。