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【選んで無職日記111】世界は思ったよりかなり狭い

2024/11/9

#ピラティスネキ
 今日は東京から先生がいらしていて、クラスの人数がいつもより多かった。今日はベーシックなクラスを受けたのに、力の入れ方や筋肉の使い方が難しくとても苦戦した。汗もじっとりかいて、筋肉痛も感じる。

 今日は友人Nちゃんとお茶をした。ライブツアーに参戦するために北海道まで来た彼女には、かつて留学時代に恩がある。
 私が留学を決め、現地で住む家を決める際、Nちゃんがワーキングホリデーでロンドンに滞在しており、丁度彼女が帰国する時が私の留学するタイミングだということを私と小中高が一緒の同級生であるMが教えてくれた。彼女たちのお陰で私は知らない土地で家を探さなくてもよくなり、しかもNちゃんは炊飯器や食器なんかの暮らしに必要なアイテムを沢山残していってくれたおかげで、私は快適な留学生活を送ることが出来た。

 Nちゃんには今年の夏に私の結婚式に来てもらっており、その前も度々留学仲間の飲み会で会っていたが、サシで会うのは初めてだった。
 事前にメッセージでやりとりしていて、Nちゃんが行きたいと言っていたカフェに一緒に行き、カフェラテとバスクチーズケーキを二人で食べた。
 
 そういえばNちゃんとの初対面もかなり独特で、記憶が曖昧になっているが多分彼女がワーキングホリデーでロンドンに住んでいる時、私は大学の夏休みか冬休み中に短期留学でロンドンにいて、本当にたまたまロンドンの街中でNちゃんに会ったのだ(私は大学時代計三回イギリスに短期留学して、その後卒業したあとに本格的な留学を一年している)。
 Mから度々話を聞くことはあったし写真も見せてもらっていたが、Nちゃんとは留学するまで実際に会ったことがなく、初めて会ったのがピカデリーサーカス近くの繁華街だったので、お互い会った時も「・・・え!????」みたいな雰囲気だったのを覚えている。日本からずっと遠くの国の、しかも待ち合わせもしておらず友達未満だったわけだが、一目見てNちゃんだなというのがはっきりと分かった覚えがある。

 Nちゃんが帰り際エレベーターを待ちながら、「セナちゃんはMの友達だから、なんかもう勝手にMと同じくらい仲良い気がする」と言った。
 なんかわかるし、私もそう思うし、嬉しいと返した。
 Nちゃんは気立てがよくて、いつも一定のテンションで、皆と一緒にいて心地よい。私とNちゃん以外皆男性というようなシチュエーションが結構多いけれど、そういう時でも女とか男とか気にせず終始ハッピーに飲める。誰に対しても態度を変えることがないし、ノリも良くて、とても良い意味で気を使わない。中学生ぐらいからずっとダブルデートのバーターばかりやらされていた私にとって、男女が共に居る空間で気を使わない女友達というのはとてもありがたい存在なのだ。

 また遊ぼ~と言って地下鉄の駅で別れ、彼女はライブに、私は家に戻る。
 家に戻る途中、本屋に行こうと思い歩いていると、ラインが沢山入っていた。見ると留学時代の韓国の友達だった。
 セナの本、読んだよ。
 ロンドン留学後、一度韓国に戻った後に日本に留学していた彼女なら読めるかもと、本を送っていたのを時間をかけて読んでくれたらしい。それだけでなく、しっかり読んでコメントも長く書いてくれて、そんな彼女の気持ちが胸に響いてじんと来た。
 国も言葉も違うのにこうして読んでもらえてなんか泣きそう、と送ると、私もだよ、と返信が来た。

 


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