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【京都旅レポ前編】詩のホテル

 ある日、さやちゃんからLINEが来た。
「もしよければ、ここ、一緒に行きませんか…?」
 添付のURLを開いてびっくり。
 それは『詩のホテル』といって、私も前々から気になってブクマしていた場所だったから!

 ということで、1月10・11日、さやちゃんと京都旅へ行って参りました。

詩に泊まる、という体験

詩のホテルは、「HOTEL SHE, KYOTO」さんが詩人・最果タヒさんとタッグを組んで実現した、期間限定のコラボホテル。
公式HPに部屋のイメージ写真はあるものの、どのように詩があしらわれているのかは分からない。
ドキドキしながら、チェックインを済ませ、部屋のドアを開く。

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「すごいすごい!すごい!ここにも!あそこにも!あ!ここにも!」

 二人して言葉の宝探しに大はしゃぎ。
 かくれんぼしてる子もいて、見付けてはにんまりして写真に収めた。

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部屋に入って数十分、ひたすらシャッターを押し続けた。

詩に包まれる、という感覚

ひと段落したところで、詩のレコード『こちら99等星』をかけてみた。
青柳いづみさんの朗読が、最果タヒさんの詩によくマッチしていた。
可愛らしいのに憂いを帯びているような声。
冷たいようであったかい。
とても落ち着くトーン。

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詩に泊まる。
言葉に包まれた、不思議な空間。
それは、文字によって。
それは、声によって。
あるいは枕にしたクッションによって。
言葉って、読むだけの物じゃなかったのか。
探して、見つめて、感じて。
回して、澄まして、感じて。
抱いて、横たわって、感じて。
全身で詩を感じた。

詩のホテル。
あなたはすごいことをしました。

|| HOTEL SHE, KYOTO ||
詩のホテルは2020年3月8日(日)まで。
HP https://tahi.chillnn.com/hotel/d349581b-1e27-48e0-a9a8-b618e62e11771572238126776
住所 京都府京都市南区東九条南烏丸町16


* 余談 *

クラウドファンディングの返礼品として協力頂く、ハーブティー専門店『JasperGreen』さんのハーブティーをさやちゃんにも飲んでもらおうと茶葉を持って行ったのですが、お部屋にティーポットが無く、お茶パックを探し求めて夜23時にコンビニ3件回りました(笑)

結局お茶パックが売っておらず、キッチンペーパーで代用。
スプーンの代用品は歯ブラシで。
これぞ生活の知恵。(違う)
マグカップにも最果タヒさんの詩が書いてありました。
何から何まで素敵でした。

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