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婚約指輪製作日記

0.5カラットのダイヤモンドの婚約指輪の製作

毎月数本売れる婚約指輪のうち95%が0.3カラットのダイヤモンドを使っています。

その他が0.5カラットですが1カラットは年に数回売れる程度です。

実はからくりがあって0.3カラットの最高グレードと0.5カラットの最低限のグレードの場合の価格は大体同じ。0.5カラットと1カラットでもその法則は存在します。

今回のダイヤモンドのカラットとグレードは下記となります

  • 0.504ct

  • Color:G

  • Clarity:SI-1

  • Cut:Good

今回のお客さんは0.5カラットを選択。さっき出来上がった鑑定書と共に撮影しました。大きい方が光を多く取り入れるのでグレードが多少低くても輝きは良いのです。これは意外に見逃しがちな点です。

今枠を作っているので、このダイヤモンドを送りその枠に合わせるのですが、結構綺麗に出来るんじゃないかと今から楽しみなのです。

本当に楽しみにしているのはお客さんですが作っている方も楽しかったりします。これも意外と知られていません(^^)

出来上がった商品とダイヤモンドの鑑定書

数週間後に、枠作りが出来上がってきて発送予定になりました。

最近はシルバーとキュービック・ジルコニアで作ったプロポーズリングの依頼が多くなってきたとはいえ、やはりプラチナとダイヤモンドで作られた指輪は比較にならないほど綺麗です。

シルバーとキュービック・ジルコニアで作ったプロポーズリングの価格はせいぜい1万円から1万5千円程度。
それに対して、プラチナとダイヤモンドで作られた指輪の価格はその数十倍にもなります。

安くて手軽な価格で流通される指輪と、こういった本物と言われる指輪の違いをどうやって説明すれば分かってもらえるのかが今後の課題になりますね。

プラチナとダイヤモンドの組み合わせは至高

実際に見れば一目瞭然でプラチナダイヤモンドリングに惹かれる事間違いなしなんですが、写真で比較して分かる人はそういないですし、興味を持っていない人たちにしてみれば全て同じに見えてしまいます。

上記で「大きい方が光を多く取り入れるのでグレードが多少低くても輝きは良い」と書きましたがやっぱり全然違うなと写真を撮りながら思いました。少しでもこの美しさが伝われば嬉しいです。

一応、婚約指輪というのは男性が女性に贈るという物なので男性にこの良さを分かって欲しいと思うので今後も婚約指輪を贈ろうと考えている人に伝えていかなければと思います。

まぁ、こうやって実際に見て「やっぱダイヤモンドリングは良いな」とプロが見ても思うのだから指輪は長く使う事も含めて本物を選んで欲しいです。
出来上がった本物の指輪を見て、たぶんボクが一番感動しています(^^)

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