いやなものみちゃった

昨日も通院を終えて、自宅までの最後の直線に差し掛かりました。50メートルぐらい先におばあさんと言って差し支えない年齢の女性がとぼとぼ歩いています。

対面からサラリーマンであろうスーツ姿の男性2名、女性1名が路側帯をはみ出して横に広がって歩いてきます(動画イメージ参照)。女性は何かに気づいて後ろに下がりました。男性二人は横並びのままです。結局、老婦人を車道側に押し出し、男性二人はそのまま自分のほうに向かって歩いてきました。

おそらくは自分より弱者である人をより危険な側に押し出して平気な人たち……頭がいいとか悪いとか、運動ができるとかできないとか、イケメンかそうでないとか……人間の価値はそうじゃないと思うんです。

まるで自分が価値ある人間のような書き方に思われたかもですが、そいつらに何も言えなかった自分は同じく低価値の人間です。せめてもの抵抗として絶対道譲らねえ、と決めてそいつらを車道側に押し出した、それぐらいしかできなかったのですから。

最近、自分が旧世代の人間に属してしまったと実感してばかりです。自分の当たり前を世間の当たり前だと思う愚はおかさないように気をつけていますが、それでも、それでも、という思いが残っています。

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