聴覚
私の母は耳がほとんど聞こえない(聞こえなくなった)ということを前提に以下読んでくださいね。
最近、通院が続いています。その病院、結構混みます。先生やスタッフの手際はすばらしいのですが、分母としての患者数がとても多いのです。
昨日、何回も呼ばれてるのに誰も診察室に行かない、ということがありました。名前的に男性。待合室に男性は私を含めて3人。自分でないことはわかる。「スマートフォンに熱中してる老人と若男子、どっちやねん?!」と思っている間も何度も呼ばれる。ようやく気付いて立ち上がったのは若男子。
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イヤホンしてるし!
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自分の名前が呼ばれるとわかってる場所でイヤホンかー。長生きしそうだなー(←怒りをせいいっぱい抑えた表現)。この若男子、診察を終えたら再度、イヤホンを装着し、支払いで呼ばれたのにも気づかなかったという……。
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と、ここで道徳の話をしたいのではなく(それは飲み会で)、「耳が聞こえない人は、こういう状況でどうしているのだろう?」と。母が病院にかかる時は(車の運転ができないのもあって)父が付き添ってくれているようです。一人で行く人は、順番が来たら直接伝えてと受付の方に伝えてるのでしょうか。
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受付番号を発番→電光掲示板=視覚=であと何人ぐらいですよ、って情報も流す→フードコートのプルプルするやつ(←伝われ)=触覚=でも順番が来たことを伝える、などなどをやってる病院もあるし、やってない病院もある。高齢人口が増えていく中、こういうことに投資するのはケアなのか社会全体としてはムダなのか……。
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などといろいろ考える機会になりました。いろいろ考えていないと、患部の痛みが思い出されてしまうという事情もあるのですが……。