迷惑動画ではなく、犯罪証拠動画
『迷惑動画』
かなり前から定期的に話題となっていますが、行為の是非などはバカバカしすぎて言うまでもないので、ここでは触れません。
『犯罪動画』に表現を変えるべき
以前から気になっているのが、この『迷惑動画』という呼称です。
こんな、イタズラ的な雰囲気で済ませるような、誤った表現で報道するのは、事実からかけ離れています。
はっきりと、正確に、『犯罪動画』、いや、『犯罪証拠動画』と言うべきです。
他人に迷惑をかけることを率先して実行するお調子者は、残念ながらいつの時代でも一定数存在します。
それでも、犯罪とわかって率先して実行する人は、それほど多くはありません。
万引きの動画を投稿する人は、さすがにいませんよね?
それは、万引きが犯罪だと理解しているからです。
その動画をアップしたら、警察に捕まると誰でも簡単に想像できます。
まさに、犯罪の証拠動画と認識しているからにほかなりません。
不快動画
犯罪証拠動画は、表現として、きつすぎますか?
これがきつすぎるなら、せめて『不快動画』はどうでしょうか。
先に書いたように、他人が迷惑と感じても気にしない人はそれなりにいて、むしろそれを面白がるタイプすらいますが、不快とまで言われるといくらかは自制心が働くでしょう。
犯罪 > 不快 > 迷惑 > イタズラ
私の考える言葉のイメージの強い順ですが、それぞれの持つ意味を実態に合わせることにより、多少なりとも抑止力になれば良いと思います。
それでも、やはり、『犯罪証拠動画』がベストです。
問題になっている動画内の行為が、明確に『犯罪』だという認識と、それをわざわざ『証拠』として残している愚かさの両方を、はっきりと自覚させる表現を使いましょう。