自分語りの大切さ

最近はツイッターの機能であるスペースで他人の話を聞いている。

高校生の頃に読んでいたネット小説が面白くて、学校のやつらも知らない自分だけの物語として心の支えになっていた。いつしかその小説が書籍化され、アニメ化もされた。自分の先見の明に酔いしれたが、それも束の間、自分だけが知っている小さいスケールだったはずの物語がどんどん大きな世界の話になっていき、とうとうついていけなくなってしまった。嫌いになったわけではないがアニメは途中で見るのを諦めてしまった。ひとりきりのものでなくなった途端に読めなくなる自分がなんだか嫌になった。

雑談のため特にオチはないのだが、とても印象に残った話だ。ネットによって作品の反応がわかるようになったため自身の思いと比較ができてしまうからだ。今はまだ戸惑いの途中なのだろう、アニメが見れなくなったり原作小説が読めなくなってもいいのだ。大事なのはいつか向き合う気力が出るその日まで充電することだ。むしろ今回の雑談で話したことによって自分はその作品が好きだということに気づけたかもしれない。私もこれからはどんどん自分語りをしていこうと思う。

観音寺睡蓮の苦悩という漫画について話そう。

この漫画は女の子同士がくっつくのを見るのが好きな主人公と主人公のお気に入りの二人組がいちゃこらするように仕向ける作者のきらら構文にそった物語だ。クールビューティー風な主人公が自分のミスで慌てふためく部分が特にお気に入りだ。そして2巻では六本木四葉(ろっぽんぎよつは)という承認欲求モンスターが爆誕した。腹黒だが、後輩の子達にはなんだかんだいって甘いというCV大久保 瑠美のようなキャラクターだ。意外と主人公とも仲良くなってきているのでもっとデレて欲しい。1000円ちょっとで全2巻そろうので是非ほかの人にも買って欲しいと思う。


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