ケモ夫人に出てくるクリーチャー良き

ケモ夫人というTwitter漫画をご存じだろうか、藤想氏作の犬っぽい奥さんキャラが斧を持たされて巨人を討伐することになるイカれた漫画だ。

この作品はどこか抜けていて無知であるケモ夫人側に読者側を共感させつつも、性癖で象られた片目白衣ニーソ博士キャラ、フォックステール博士と共に少なくとも自分にとっては異常な世界観で巨人を討伐することなる話だ。そしてこの世界ではかなり特異な造形のクリーチャーが存在する、その中でも異彩を放つのは第21話で登場したクリーチャー「巨人の指」だ、ハムスターを埋め込むという能力もさることながら、子供の体躯に下顎から上がなく十字架が刺さっていて、背中には骨のような部位が左右に広がっている。ホラーゲームに出てきそうな造形だ。

作中でも明らかにやばいやつ認定されていて強さが保証されているのもポイントが高い、序盤のボスキャラとしては間違いなく印象に残る。このように作者はぶっ飛んだ話の作りとキャラクター、そしてクリーチャーの3つの要素で読者を世界に引き込もうとしている。この記事を見てくれた方がいたら読んでみて欲しい。それが自分にとってのイング・グッドネスだ。

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