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300人の前で大泣きした

こんちくわ、ほめほのです。

早速ですが前回の続きから話しましょう。
前回の記事はこちら↓

事件。
それは300人の前で大泣きした。

どこで泣いた?それはね、ここから読んでくださいね。(少し長めです)

外部の研修で奥田浩美さんという方が講師でいらした。
この講義が始まるまでこの方は知らず、講義が行われる3日ぐらい前に、出会った「ワクワクすることだけ、やればいい!」という本をkindle unlimitedで読んでいた。

すると…、奥田さんに勝手に親近感が湧いたのだ。

なぜかって?
それは似たような気持ちをもって、生きてこられたから。
父がレールをひいて、ここ行きなさいと勧められるがままに大学に行かれていた奥田さん。
実は私も父に勧められるがままに大学院に行っていました。
母からの虐待のキズは回復していた。母とぶつかって、思いっきり反抗期になった20代後半。この反抗期を機に仲直りして、いまはほどよい距離感を保ちつつ仲良くしている。

ただ。
「父に勧められるがままに大学院に行った」というのが、ずっとひっかかっていたのだ。
就職か大学院生かの2択に迫られた大学3年生の冬。
就職するにしてもやることがわからず。「まぁ就活していけば見つかるかな」と思っていた矢先。
父から「理系なら大学院いったほうがいい」という一言で、進路は大学院に進学と決定した。
父は理系出身で、大学院で修士課程を修了している。「修士までいったほうが就職するときによいぞ、博士までいくとよろしくないけど」という理由で、私に大学院へ進学するように勧めてきたのだ。

そのときは、そのまま受け入れて大学院の入試を受験して、合格して入学した。
大学院生になった私が待っていたのは「暗黒」だった。
もう、研究はできないわ。先生から白い目で見られるわ。さらに学生実習のお手伝いを依頼されて研究する時間はないわ。
…気がつけば、就活の時期が始まる直前だった。

またこの気持ちが訪れたのだ。
「就職するにしても、やることわからず」
理系で大学院出身というと、研究職が候補にいれやすくなる。しかし研究あかんと思ったので、その道は進まないことにした。とりあえず、違うことしたい。よくわからないけど、人事系で採用募集しているところに行ったり、ドラックストアの販売職に顔を出したり、教育系で探したりした。

でも決まらなかった。
なぜなら、入社したい意思がないから。(今考えれば、そりゃそうだろと思う)
あれやこれやと迂回した結果、世の中の内定式が終わった後に製薬メーカーのMR職として内定をもらった。この時点で10月中旬。大学院の論文発表は2月。残り3か月しかなかった。

研究を再開したところ、研究で使っていた機械が壊れた。
もうなにもできない。萎えた。
先生と相談した結果、証明する論文を書く羽目になり、ほぼ先生が書いた論文となってしまった。

暗黒の大学院生活。自分でやりきった感がなく、父を恨んだ。
このことがずっと心の中でもやもやしていた。
転職する先に書く履歴書に「大学院 修了」って書く自分にも嫌気がさした。さらにキャリアアドバイザーや会社でも「院卒の子」と見られるので、そんなに実力がないんのに学歴だけで判断されるのが嫌だった。
おまけに大学院に進学している友人はあまりいないし、仮に相談しても「大学院まで行けたんだから、いいじゃん」と言われるのが目に見えていた。

だから誰にも話せないまま、今日まで生きてきた。

奥田さんの本を読んだから、質問してできれば回答してほしい。願わくば。
しかし300人の前で当てられる確率は低い。

…と希望は薄かったが、なんと質問者の1人として指名をうけたのだ。

質問は
「大学院に行ったが、ほぼ父のススメだったのでなにもいいことがなかった。今もそのことが引っかかっており、なにをするにも蘇ってくる。奥田さん、アドバイスをください」

これに丁寧に回答してくださった奥田さん。

奥田さんの回答は
「あなたのお父さんは古い教科書だったのよ。愛が詰まった教科書。30年も経てば、古い教科書。それを認めなさい。親を憎むのは無駄。
あなたは新しい教科書を取りに行きなさい。
大失敗の大成功がある。ほのさんはほのさん自身の価値を作っていけばいい。
過去のことも受け取りつつ、まっすぐに生きていけばいい」
と。

今までの想いがダム水の大放出みたいに、感情が溢れてきて、涙がボロボロ流れてきた。(今書いているのに泣きそう。いや、泣いてます)
お礼を伝えている時も涙が溢れて、大泣きした。
講義はオンラインだったが、チャットには一緒に受けている参加者から応援の言葉、一緒に泣いたというコメントで埋め尽くされた。

そう、この日は300人の前で大泣きした。
研修開始して早々に、2回目の講義で「泣いた」のだ。

この質問をきっかけに、心がようやく晴れたのだ。
もう、気にしなくてもいいんだ。
父は昔の教科書を参考にしていたんだ。

私はこれからまっすぐ生きよう⭐️

こう誓った。

この講義後に、ある出来事がきっかけで褒め活が爆誕する。
そのお話は近日中にお話ししますね。

では、ばいちゃ。

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