プロダクトカテゴリー設定がヤフーショッピング運営で超重要な2つの理由
ヤフーショッピング出店者さんお疲れ様です。
ECベテランのますくんです。
今回はヤフーショッピングの「プロダクトカテゴリー」のお話です。
プロダクトカテゴリーの設定は非常に重要で、軽視している店舗も見られますが、今日このページを見てプロダクトカテゴリーの必要性やプロダクトカテゴリーの本当の意味を知って帰って下さいね。
プロダクトカテゴリーってなに?
まずヤフーショッピングのプロダクトカテゴリーについてご存知ない方のために軽くご説明します。
プロダクトカテゴリーは、いわゆる「商品のカテゴリー」です。
ここで間違えやすいのが、「自分で作ったカテゴリーではなくヤフーショッピングが用意したカテゴリー」である点です。
プロダクトカテゴリーは、ヤフーショッピング上のすでに決められたカテゴリーです。
ヤフーショッピングでは自分自身でもページ内にカテゴリーを作れますが、そのカテゴリーではなく、元々ヤフーショッピング上に用意されているカテゴリーです。
具体的にはストアクリエイターProの商品編集ページの下記の部分で設定ができます。
詳しい設定方法はここでは省略しますが、この赤枠の部分から自分の店舗の商品にマッチしたプロダクトカテゴリーを選んでいきます。
プロダクトカテゴリーのSEO効果
プロダクトカテゴリーの設定がヤフーショッピング運営において非常に重要な理由の1つがプロダクトカテゴリーの「SEO効果」にあります。
プロダクトカテゴリーは単純にカテゴリーを選ぶだけではなく、ヤフーショッピング上のSEO対策においても重要な項目なのです。
ここで注意しなければならないのが、SEO対策のお話ですが、「検索順位」の話ではありません。
SEO対策、こう聞いたら検索順位、上位表示、できるだけ上の方に表示…。
のような印象が強いですがヤフーショッピングのプロダクトカテゴリーのSEO効果については検索順位ではなく、「他の流入経路」です。
自分の店舗にユーザーが流入してくる経路には色々なものがあります。
●検索経路
●広告経路
●カテゴリー経路
●SNSなど外部経路
ざっくりですがこのような経路でユーザーはヤフーショッピングのページに入ってきます。
この中の「検索経路」がいわゆる先ほどの検索順位のお話です。
世にいう一般的なSEO対策のイメージですね。
この中の「カテゴリー経路」、これはヤフーショッピングのカテゴリーからユーザーが流入してくる経路です。
つまり、プロダクトカテゴリーです。
実はヤフーショッピングの統計データでは、
●約5割強が検索経路
●約2割がカテゴリー経路
のようなデータがあります。
つまりヤフーショッピング全体で見れば、約2割のユーザーはカテゴリーから流入してきているのです。
では、このカテゴリーからの流入に対して適切な対応をしていなかったら…?
約2割のユーザーの流入を取りこぼしている事になりますよね。
集客できない、アクセス来ない、SEO対策してるのに…。
こんな事を言っている店舗ほど、プロダクトカテゴリーの設定がおろそかになっていたりするものです。
ヤフーショッピング運営でプロダクトカテゴリーが重要な理由の1つ目、それはヤフーショッピング全体の約2割の流入経路をしっかり取っていくためです。
広告運用へのプロダクトカテゴリーの重要性
ヤフーショッピングのプロダクトカテゴリーの設定は先ほどのカテゴリーからの流入の面だけでなく、広告を運用する時にも重要になってきます。
ヤフーショッピングの広告は複数用意されていますが、有料の広告は当たり前ですがお金がかかります。
しかし、お金をかけたらかけた分だけ効率的に集客できるわけではありません。
お金+関連性
これによってどれだけ安く、そして上位に広告が出稿できるかが変わってくるヤフーショッピングの広告があります。
それは、「アイテムマッチ広告」です。
アイテムマッチ広告はクリック単価の入札制の広告で、検索結果の上位に優先的に表示されます。
クリック単価ですので安い単価で上位に広告が出せるに越した事はありません。
ではこのアイテムマッチ広告は、クリック単価を高く入札すればするほど上位に広告が出せるのか、それはNOです。
つまりお金をたくさん払う=上位に広告が出せる、ではないのです。
ここで出てくるのが、「関連性」です。
アイテムマッチ広告は、2021年8月までは広告費だけが上位に広告が出せる要素でした。
つまり、2021年8月まではお金をたくさん払えば上位に広告が出せたのですが、同時期以降は、「お金+関連性」によって上位に広告が出せるかが決まるようになりました。
この関連性こそ、プロダクトカテゴリーなのです。
その商品がその検索キーワードへの関連性があるのか、そしてどれだけ濃密に関連しているのか、これは判断する要素の1つがカテゴリーです。
ですから、いくらアイテムマッチ広告にお金をかけても関連性が低い、つまりはプロダクトカテゴリーの設定に相違があった場合には上位に広告が出せないパターンがあるのです。
このアイテムマッチ広告の関連性の要素を知らない店舗は、いつまで経っても上位に広告が出せないので、クリック単価をどんどん高くしていって無駄な広告費を費やしてしまっています。
プロダクトカテゴリーの設定さえしっかりやっておけば、そんなに広告費をかけなくてもアイテムマッチ広告で上位に広告が出せるかもしれないのに…。
プロダクトカテゴリーの重要性
いかがでしょうか?
たかがプロダクトカテゴリー、されどプロダクトカテゴリーです。
プロダクトカテゴリーの設定をミスっているだけで、
●約2割の検索を取りこぼしている可能性がある
●アイテムマッチ広告のクリック単価が高くなる
このようなデメリットがあるのです。
アイテムマッチ広告を使ってない店舗でも、約2割の検索経路はしっかり確保しておきたいでしょう。
私はこのようなヤフーショッピングのSEO対策やノウハウについてこのnoteで数多くの記事を掲載していますので、よろしければ他のヤフーショッピングに関する記事もご覧下さい。
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