楽天で1ページに2つのカートを表示させて客単価を上げる方法
EC運営者さんお疲れ様です。
ECベテランのますくんです。
今回は楽天市場で1顧客当たりの客単価を上げる方法をお話します。
●楽天市場の売上を増やしたい
●客単価を上げたい
こんな楽天市場運営者さんなら誰しもが抱くお悩みが少しでも解決できたら幸いです。
複数点購入できる2つ目のカートを使おう
基本的に1商品ページに表示できるショッピングカートの数は1個ですが、ある方法を使えば2つ目のショッピングカートを表示させる事ができます。
この2つ目のショッピングカートは、そのページの商品に加えて付随する他の商品を一緒にショッピングカートに入れるものです。
例えば、
カート1=商品A単品
カート2=商品A+商品B+商品C
のように、商品Aに加えて他の商品も一緒に一度で購入できる2つ目のショッピングカートが作れるんです。
2つ目のショッピングカートで得られる大きなメリット
この2つ目のショッピングカートが設置できる事で店舗側には大きなメリットがあります。
●購入点数が増える
●客単価が上がる
まず単品商品を閲覧しにきたユーザーに対して複数点の商品(いわばセット商品)がワンクリックで購入できる2つ目のショッピングカートを同一ページで打診できれば単純に購入点数が増えます。
シンプルに単品がセットになったようなものなので買ってもらえる品数が増えるってわけです。
そして購入点数が増えれば同時に客単価も上がりますよね。
最初からセット商品作ればいいんじゃないの?
ここまでの話を聞いて、単純に最初からセット商品を作れば同じなんじゃないの…?
って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは違います。
これは単品商品のページに表示できるからこそ意味があります。
ユーザーはそもそも単品商品が買いたくてそのページに訪れているのです。
単品商品はセット商品に比べて値段が安価なのでユーザーが流入しやすいです。
その流入しやすい商品ページ(アクセスが集まりやすい)に他の商品をアピールできるショッピングカートがあるからメリットになるのです。
もしかしたらユーザーの中には他の付随する商品の存在も知らずに単品商品しかないって思っているユーザーもいるかもしれません。
そんなユーザーに対して、「他にもこんな商品がありますよ」のように訴求できるわけです。
ですから、セット商品を作れば同じ効果が得られるわけではありません。
付随する商品ページへのリンク貼れば同じじゃない?
さらにその商品ページに付随する商品ページへのリンクを用意すれば同じではないか?
のように思う方もいるでしょう。
これも違います。
ECサイトに訪れたユーザーは何ページも何ページも閲覧してはくれません。
よくウェブサイトの回遊率なんて言いますが、この他のページを見てもらうのはそう簡単ではないのです。
しかし、この2つ目のショッピングカートが同じページ内にあれば、いちいちユーザーは他のページへのリンクをクリックする必要がなく、同一ページのみで購入が完結できます。
ページからページの移動はユーザーにはストレスです。
そのストレスを解消し離脱率も下げられる2つ目のショッピングカートの存在は大きいでしょう。
2つ目のカートを設置する方法
それでは楽天市場で2つ目のショッピングカートを設置する方法をお伝えします。
RMSの、
1店舗設定
↓
2商品管理
↓
3組み合わせ販売設定
この組み合わせ設定で2つ目のショッピングカートが設定できます。
中には設定できない商品タイプもありますが、ご興味がある楽天市場運営者さんは見てみて下さい。
勘違いしてはいけない注意点
この2つ目のショッピングカートですが、どんな商品を組み合わせるかで1つ勘違いしてはいけない注意点があるので一応お伝えしておきますね。
このショッピングカートはあくまでも「同時購入」するものです。
よく、「関連商品」や「おすすめ商品」のように類似した商品や同カテゴリーの商品を表示させる機能がありますが、これはそれではありません。
あくまでも今表示している商品にプラスして他の商品を買ってもらうショッピングカートです。
つまり、色違いやサイズ違いのようなスペック違いのものを組み合わせても効果がありません。
例えばTシャツだったらMサイズもLサイズも買う人はいないですし、色違いを同時に買う人も少ないでしょう。
TシャツであればそのTシャツに合うズボンや帽子などを組み合わせるイメージですね。
ここを注意して設定して下さいね。