No.1 十八鳴浜×展覧会の絵
やっと気仙沼×音楽の記事を出すことができました。是非読んでいただけたらと思います。
今回紹介する気仙沼のスポットは十八鳴浜です。十八鳴浜は大島の北東部に位置する綺麗な砂浜です。(大島は朝ドラに登場するモネのふるさと亀島のモデルとなっている島です!)十八鳴浜は国の天然記念物に指定されています。石英粒の砂が摩擦して音が鳴ることが特徴です。キュッキュッ十とがなることから9+9=18で十八鳴浜と名付けれたそうです。鳴り砂は全国に20カ所程度しかない貴重なものです。砂が汚れてしまうと音が鳴らなく鳴ってしまうため、ほとんど人の手が加えられていない砂浜です。小学校の遠足や家族でのお出かけで行った思い出の場所です。
そんな綺麗なこの砂浜にぴったりな曲は「展覧会の絵」です!
この曲はロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーによって1874年に作曲されたピアノ組曲です。友人の遺作展を訪れた際の散歩(プロムナード)の様子を曲にしています。後世には、多くの作曲家によってオーケストラに編曲されました。ピアノ版とオーケストラ版を聞き比べてみるのも良いと思います。この組曲の中でも特にオススメなのが「卵の殻をつけた雛の踊り」です。この曲はアップテンポで明るく楽しげな曲です。浜辺で遊ぶ子供達ちイメージが重なり、とてもぴったりな曲です。
この曲は私の中でとても思い出深い曲の1つです。私が小学生だった頃、隣町でピアニストの中村紘子さんのコンサートありました。そのときのメインの曲がこの展覧会の絵でした。とても引き込まれる演奏で、全然飽きず、全く眠くならず、ずっと聴衆を引きつけて離さない演奏でした。こんな演奏は後にも先にも出会ったことがなく、間違いなく今までの人生で一番最高のコンサートでした。
この組曲は全部で30分ほどある曲です。海は短い時間であっても様々な表情を見せます。30分じっくりこの曲を聴きながら、ゆったりと海を眺めて欲しいです。
次回は「シャークミュージアム」について紹介します!お楽しみに!