看護師に復帰し1年が経ちました
アラフォー、10年ブランクからの看護師に復帰、ICUパート看護師として1年が経過しました。
1、看護師をうりにビジネスをしていたことを反省
医療の世界も進化し続けています。当然ですが。
そして、たとえ現役として携わっていても、自分の知識や意識次第で医療の世界に対し、見える世界は全く違うことも感じています。
いずれにせよ、自然療法の世界にいた時に「看護師」と謳っていたことを恥ずかしく思うほど、当時の私は西洋医学のことを浅はかにしか見えていませんでした。
そのレベルでしか理解していなかったから、声高々に西洋医学を否定し自然療法を称賛していただけだったのは、もう心の底から痛感中です。
知れば知るほどに、体のメカニズムの探求に終わりはないなぁと思っています。これをダニングクルーガー効果というようです。これについては改めて記事にしたいと思っています。
2、人を救うとは?
何十年も前ならばおそらく命を落としていただろう方が救命されている症例も多くみさせていただいています。
厳しい状態から救命され、ご家族が喜ばれている姿を見るのは心がぐっと熱くなりますし、微力ながらも携われた喜びも感じますが、同時になんとも言い難い気持ちも湧き上がっています。
医療の進歩のすごさを感じつつも、救命後の生活を考えると、ここがゴールではなく、新たなスタートとなります。
例えば、救命はできても、数分の心停止によって脳への血液が絶たれるだけで低酸素脳症を起こし、受傷前のように復活することは不可能となります。ご本人はもちろん、ご家族の生活も一変します。
もちろん、医療の介入により命を落とすような状態から日常生活ができるまでに回復される方もいらっしゃいます。
病院での、看護師という立場の自分のやるべきことに徹していますが、救命は出来ても、「人間の幸せとは、その人らしく生きるとは何だろう」と考えさせられます。
私は看護師で、医師ほどの責任はありません。しかもパートという立場。自分がやっていることはある意味、自分の満足のためで、患者さんのため、救っている、そんな気持ちになると危ないなぁとも思っています。
それによって自分を正当化し、看護師というだけで自分を過大評価しやすいからです。正直に言えば「患者さんのため」と言っている自分が好き、というところも大いにあります。
ただ看護師という仕事が好きだなぁと改めて思っています。そしてICUでの体のメカニズムの探求はとにかくおもしろいです。
3、コロナの現状
現在は重症化している方は圧倒的に少なくなっています。
子供がコロナに罹患し、脳症になったと報道もあります。これもコロナに限らず、感染症は脳症になる可能性があります。
その反面、私と同世代の方でコロナワクチンの副反応により、致死的不整脈となり、救命には至ったものの、脳機能に重度の障害を起こした方もいました。(ワクチンの副反応報告はされています。)
病院にいると、感染症を軽視してはいけないと思い知らされます。
ただ感染症を撲滅するという考えも違和感を持ちますし、炎症によって細胞が障害を受ければ臓器不全になります。でも、誰もがそうなるわけでもなく、すべての人にとって最善の対策というのはあり得ません。
そうなるとワクチンというものが開発されたことも必然だと今は考えを改めるに至っています。でも、ここが根本解決ではないことは明白だという考えは今も変わっていません。
4、目指すは役に立つアラフォー看護師
4月から新人さんも入職され、日によっては自分が最年長な時もあり、今までとは心持ちを変えないといけないと思う日々です。
この数年、自分の問題から逃げ続けていたので、新人さんの心境や態度を見ていると自分の鏡のようで「気持ちわかるよ…」と共感しています。
共感するのはいいのですが、そのままを肯定してはいけないことも自分自身を通して実感しています。
そして指導をするとなると、自分に矛盾があっては相手に信用されず、受け入れ難いのは当然です。知識の面も深めていかなければ、それも信用されるか否かに大きく関わってきます。実力がなければ始まらない。自分に自信もなくなります。
それらを恐れ、自分もできていないからと何も言わない表面だけの関わりは優しさでもなくて。それは私も今の立場としての自分の課題から逃げていることになるのですよね。
時にイライラしてしまうので、まだまだ未熟や〜と反省しつつ、積極的に関わっていきたいと思っています。
5、症状を克服するために
循環器内科が専門の院長先生が「(患者さんの)行動変容を起こすことが難しい。」とおっしゃっていました。
私自身を通しても痛感していますが、行動変容というのは自分自身で決めない限り、起こり得ないのですよね。
今の自分自身を知るため、例えば症状があるならば、そのメッセージをタイムウェーバーで分析することで、自分自身の意識を可視化します。
それが行動変容につながるのか?ここで全力で「YES!」と言えればよいのですが、私自身が葛藤し続けているので説得力がないのですが。
ただ、これでも看護師としての自分に変化と成長は感じています。
症状を抱えている方、その精神的意味を分析されたい方、人生の悩みの意識からのメッセージを分析したい方には、これ以上の的確な指標はないと思います。
ということで、話にまとまりがないですが^^;看護師復帰2年目、気持ち新たに歩みます。