「家」を手放して、気づいたこと
相方とふたりで暮らしていた
東京の大すきな「家」を
ついに引き払った
今後は夫婦の拠点を
僕の実家の福島に移し
(相方だけ福島と相方の実家の千葉
の二拠点生活をしながら)
暮らしていく
東京での生活が苦しくて
嫌で嫌でしょうがなかった
とかであれば
家を引き払っても
何も思わなかったんだろけど
とても思い入れがある家であり
街でもあったため
別れはとても寂しかった
東京暮らしの想いは
こちらに正直すぎるぐらい
書きましたので、ぜひ↓
家を引き払った日は
先日納車したランクル70さんで
福島から東京へ向かい
相方の実家(千葉)へ運ぶ荷物を
車に積んで運び出し
最後に部屋の掃除をして
二人でお世話になった部屋に
お礼を言い、部屋を出た
前の家を出発後、相方の実家に加え
東京でお世話になった人達に会いながら
ゆっくりゆっくり福島に帰ることにした
前のようには
すぐに会えなくなるかもしれないし
ちゃんと直接会ってから
福島へ帰りたかった
そのためなら最悪
車中泊になってもいいよね
そんな覚悟で
70さんに寝袋2つ積み込んで
いざ出発
ところがこの旅で結局
一度も車中泊はしなかった
ありがたいことに
会いに行った人たちがみんな
僕らを快く
家に泊めてくれた
僕ら夫婦を、息子・娘のように
可愛がってくださる方は
「待ってたよ〜おかえり!」
と迎え入れてくれて
部屋が余ってるから
何ならここに住んでもいいんだよ
とまで言ってくれた
若干、東京シック(ホームシック的な)
になりかけていたので
かなり心揺さぶられたけど。笑
「また帰ってきますね」
と今回は、お別れした
また、先月埼玉へ
引っ越したばかりの友人も
「泊まって行きなよ〜!!」
と温かく迎え入れてくれて
一緒に夜
映画を観ながら眠りについた
一人暮らしの友人は
「家に人がいるってなんか嬉しい」
そんな風に
寝る前に、言ってくれた
心がとっても、ほのぼのした
福島暮らしへのワクワクはあるけれど
正直、東京の家を手放して
ぽっかり心に穴が空いてしまった
そんな感覚にもなっていた
けれど今回、こうして帰路で
たくさんの方々の温かさに触れ
改めて、人の温かさに
生かされているんだな〜
と実感することができた
こうして手放すことがなかったら
いつの間にか、それが当たり前に変わり
この温かさに
僕は気づけなかったかもしれない
また「家」の存在もそう
こうして雨風しのげて
友人、家族と
楽しく過ごせる場所があるって
本当に当たり前じゃないんだな〜と
しみじみと
家族ぐるみで仲良くしてくださっていた
Aさんは最後
学校帰りのお子さんと二人で
「ひと目でもいいから会いたい」と
自宅近くの駐車場で待っていてくれた
車の中で少しの時間だったけれど
お話して、記念にみんなで
写真を撮った
「東京の実家だと思って、いつでも帰っておいで!!」
そんな風に言ってくれて
とってもとっても嬉しかった
僕らが帰るため
車に乗り込んでいると
Aさんは手を振りながら
お子さんと
いそいそといなくなってしまった
あれ?なんだか呆気ないぞ
と思っていたら
「ごめん。うちの子がトイレ限界で。
最後見送れなくて本当ごめん。笑」
と、LINEにメッセージが来ていた
Aさんらしくて、思わず笑った
こういう距離感がいい
これでこそ"東京の実家だ"と
なんだか逆に嬉しくなった
同時になんだか
重たく肩にのしかかっていたものが
すっとおりた気がした
こんな風に頼っていいんだ
家が無かったら「泊めてください」
ってお願いしてみたっていいんだ
それで喜んでくれる人が
僕らにはいるんだ
また一つ、身軽に慣れた気がする
東京に来て
血が繋がってなくても"家族"
と呼べる存在が出来た
本当に幸せなことだなと
心から思う
東京の家を手放し
寂しかったけど
そのおかげで
たくさんのことに気づかせてもらった
"帰る場所がある"って幸せなこと
さぁ、福島でもまた
ほのぼの生活はじめよう、そうしよう