タワマン住みの後輩に、元無職、羨ましがられる
昨日、後輩の家に遊びに行った
新卒入社の会社で一緒だった後輩で
僕が転職した後
後輩も転職し
お互い今は、全然違う会社にいる
むしろこの後輩
その後外資系企業にいき
ゴリゴリ働きまくり
今はタワマンに住んでいるので
もう僕とは全然違う世界の人
部屋はなんだか
芸能人の部屋みたいだった
芸能人の部屋とか見たことないけれど
そんな後輩だけど
当時と何も変わらず接してくれて
こうして定期的に会っていた
そして来月、僕が福島へ移住してしまうので
遠くなってしまうからーと
年末の忙しい時期にも関わらず
日程を調整して、会ってくれた
本当にありがたい
あれこれと、移住までの経緯や
これから考えてることなどを
後輩に聞かれ説明すると
「本当に楽しそうに生きてますよね〜」
と言われる
確かに、今、結構楽しい
亀の歩みのようにのろのろしてるけど
夢も一つ一つ、叶っていく
それは本当に本当に、嬉しい
しかし、この部屋に住んでる後輩に
羨ましがられることなんて
きっと1ミリもない
後輩なんか僕の夢
多分秒でかっさらえる
それでも後輩は
とっても真面目な顔で僕に言ってくる
「本当に羨ましい。俺もそういう生活がしたい」
おいおい、嘘だろ
僕からすると、クエスチョンだらけだった
僕みたいな生活?
いや、今すぐにでも
もう秒でなれるよ?
なんならこちとら自慢じゃないが
特別なキャリアなし
年収は今年だだ下がり
半年前は無職
今の職場に就いたかと思えば
移住して、また転職予定の僕
不安定極まりない
(なんか自分で言ってて悲しくなってきた。笑)
そんな彼がなぜ、僕なんかを
羨ましがるのか
詳しく話を聞いてみると
欲しいものは
仕事を頑張って手に入れてきたけど
手に入れれば入れるほど
またその上を目指さなくてはいけなくなって
どんどん苦しくなっていく一方
今の仕事も別に好きではなくて
お金のためでしかないから
全然楽しく無い
でも、お金がないと生きていけない
毎日がただただ苦しい
そもそも自分が"何のため"に
こうして働いて生きているのか
わからなくなってしまった
何がしたいのか…
ボーノさんみたいに、夢が無い
無職になってもあっけらか〜んとして
楽しく暮らせるその身軽さが
俺からしたら、羨ましい
そう言われて、驚いてしまった
まさか後輩がそんなことを思っているなんて
微塵も思わなかった
だけど、後輩のこの台詞
とっても聞き覚えがあった
これは少し前の、僕だ
この台詞、まんまこのまま
僕は僕自身に、言っていた
その声に耐えられなくなって
老後までその不安を
ずっと抱えるなんて無理だ、と思い
そういえば僕は
会社を辞めて、一旦無職になって
他の誰でもなく
自分自身が「幸せ」と
感じることって何だろー?
と、再就職するまで
とことん模索した
(この期間のことを移住して落ち着いたら
Kindleにまとめたい)
おかげで今、後輩の言うとおり
毎日が楽しい
僕は僕を満たすことに
毎日集中出来ている
そして、心に余裕もできて
人の幸せも、心から願うことが
出来るようになってきた
そんな自分が、自分で嬉しい
昨日一日で、何か解決策を
一緒にすぐさま見つけることなんか
出来そうに無かったので
ちょうど年末お世話になった人に
配る用で持っていた
年末ジャンボ宝くじを
「7億円当たったら何をしたいか、超具体的に考えてみてー!」
と伝え、一枚渡した
後輩の顔に、笑顔が戻ってほっとした
僕も過去、こんな風に
「毎月1000万円入ってくるとしたら、何したい?」
と質問してくれた友人がいた
今の会社を辞めて
とりあえず嫌じゃない仕事に就いて
仕事は楽しく続けて
ランクル70に乗って
相方とたくさん70で旅して
ログハウスに住んで
猫2匹飼いたい
そんな話をした
そんな僕の回答を聞き
友人が
「自分で言って実感したと思うんだけどさ…
それって意外と難しいことじゃ無いよね?
結構、実現可能なことだよ。
後はどう組み立てていくかじゃない?」
と僕に言い放ち
ハッとした
会社を辞めたのは
その後すぐのことだった
友人の言うとおりだった
そこから色々なことが
面白いぐらいに動きはじめて
ついにはランクル70まで
購入してしまった
人生って本当に、おもしろい
後輩にも、仕事に忙殺されすぎて
心の奥底に沈んでしまったワクワクが
宝くじで楽しみながら
戻ってきますように〜
そんなことを思いながら
帰宅すると
後輩からLINEが一件入っていた
「宝くじで7億当たったら
とりあえずボーノさんの珈琲
キロ単位で買いますね
今日はありがとうございました!」
僕はこの後輩に
どうしても幸せになってほしいなと
改めて思った