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珈琲販売「週末のみ焙煎」にこだわる理由

どぉも、ボーノです。

僕は平日は会社員をしながら
(シフトによって土曜も働くけども)
週末の休みに珈琲の焙煎をしています。

週末のみ、ネットショップのみ
のちょっと変わった
自家焙煎珈琲屋ですが
ほのぼのと続けております

「売上上げるために、毎日焙煎して販売すりゃぁいいじゃん」
と、耳にタコが出来る程
いろんな方に言われましたが

頑なに「週末のみ焙煎」
というスタンスを変えない理由は2つあって…
今回はちょっとそれについて
お話したいと思います

1つ目の理由は
僕がほのぼの出来ないから

ド直球な言葉で書きすぎました、ごめんなさい。笑

初っ端からアクセル全開すぎて
「いや、一生懸命働けよ!甘えんな」
という言葉が聞こえてきますが
すみません
ちょいと一旦、聞いてください

もちろん平日の夜
仕事が終わった後に焙煎することも
出来るのですが
そうすると、僕自身が全然余裕が無くなって
疲れ切った状態で焙煎することも
どうしてもあると思うんですよね

それでも全然いいのかもしれないんですが
僕、自分のネットショップのトップページに
デカデカと
「暮らしの中に、ほのぼのとした、珈琲時間を」
って掲げているんですよね

そんな奴が
自分は全然ほのぼのしてないのに
ほのぼのとした珈琲時間なんて
届けられねぇだろ
と、冷静に思った訳ですよ

飲む方としても、嫌じゃないですか?

そして、仮に自分がへろへろになって
かろうじて、消えそうなほのぼのを
届けられたとしても
その状態を僕はきっと
長くは続けられない

全然持続可能じゃない、珈琲の販売

そしたらそれこそ
お客様に失礼だよなと
とっても無責任だなと
そう思ったんです

人に何かを届けるのであれば
まずは率先して
自分がきちんとその状態を保ち
余裕を持ってお届けしたい

そう考え、自分のほのぼの過ごす時間も
大切にするようにしています

2つ目の理由は
珈琲に添えるお手紙が書けないから

僕は、珈琲のご注文をいただいた方
お一人お一人に、手書きで
お手紙を添えて発送しているのですが

毎日焙煎にしてしまうと
それが出来なくなってしまうんです

珈琲屋を始めた当初は
注文をいただいたら
すぐ焙煎し、発送というスタンスも
やっていたんですが

そうするとどうしても
「ありがとうございました!」
ぐらいしか書けなくて…

それはそれでいいのかもしれないんですが

いや、むしろ珈琲さえ受け取れりゃ
いいんだよ、こっちは
という方とっては
そういう方がきっといいんだと思うんですが

僕が珈琲販売を通じてやりたいことって
「さぁ、俺の焙煎した自慢の珈琲を飲んでくれ!!」
って、そういうのではなくて
いや、美味しいって喜んでもらえるのは
もう本当、飛び上がるぐらい嬉しいんですが

なんというか、やっている一番の理由が
そこではなくて…

今の時代、なんだかすっかり
薄れてきてしまった
「人との繋がり」を大切にしたいと
その気持ちが一番強くて

だから、僕にとって
珈琲を飲んでくださる方の事を考えながら
お手紙を書く時間が
とっても大切な時間で
何より幸せな時間でもあるんです

そうやって自分の想いを大切にし
続けてきたことで

ありがたいことに
僕が書いたお手紙に、お返事を書いて送ってくださる方がいたり
注文の際に、毎回備考欄に近況報告をくださる方がいたり
河原を一緒に散歩してくれる仲になった方がいたり
一緒にコラボ商品を販売する仲になった方がいたり
本で紹介してくださる方がいたり
大切な方へ贈るプレゼントとして、僕の珈琲を使ってくださるようになった方がいたり
夫婦で仲良くなって、定期的に合同夫婦会議する仲にまでなった方がいたり…

他にも数えきれない程
嬉しいことがたくさんたくさんあって

売上は他の珈琲屋さんに比べたら
まだまだ小さいかもしれないけれど

それでも僕からしたら
珈琲の販売を通じて、大切にしたいと思っていた
「人との繋がり」を確実に深められているので
満たされまくっております

ほのぼのをお届け
と言っているこちらが逆に
ほのぼのをいただきまくりです、はい

本当にありがとうございます!

と、熱く語っていたら
ついつい長くなってしまいましたが
こんな理由から「週末のみ焙煎」
にこだわって珈琲の販売を続けております

気づけば先月で、珈琲の販売を始め
丸4年が経っていました

これからも、ほのぼのと続け
今後はこちらにも奮闘記として
ちょこちょこ出来事を書いていきたいと思いますので
どうぞよろしくお願いします。

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