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初物を笑っていただくと|遡る農場通信

遡る農場通信とは?
これまでの農場の歩みを振り返り、当時のお野菜セットとともにお送りしていた農場通信を皆さんにもお届けさせていただきます。

2014.06.21 NO.14農場通信


みなさん おはようございます。
東を向いて、わっはっはっは。
先日、近所の老夫婦が畑仕事を手伝いに来てくれ、昼食に初物の胡瓜をご馳走することになりました。すると、二人そろって、「初物を頂くと、東を向いて笑わないと。」と言いながら、笑い出しました。二人の息の良さに見とれながら、僕もわっはっはっはと笑いました。
昔から、初物をいただき、東を向いて笑うと福がくる。75日寿命が延びるという教えがあります。昔から旬を大切にしてきたのは、おいしさや季節感を堪能できるだけではなく、旬の食べ物の大切さを知っていたからでしょう。たとえば、春の山菜は代謝を促し冬の体を起こし、夏野菜は体を冷やし、秋の実りは体を肥やし、冬野菜は体を温めるなど、旬のものをいただくことで、体の調子がよくなるため、旬を大切にすることは非常に理に適っています。しかし、今やサラダにはトマトと胡瓜といったように、季節に関係なく食するようになりました。
また、無農薬の栽培は難しいと思われがちだが、旬を逃さず野菜を栽培すると、そう病害虫にやられることなく栽培ができるものです。旬というのは、人にも優しく、野菜にも優しい。続々と初物が出てまいりました。初物はハクビシンにすべて掘られてしまいましたが、新じゃがの収穫が始まりました。なので、不便をかけますが、M、Sサイズのみの提供となります。今年はキタアカリ、メークイン、男爵、デジマの4種類の芋を栽培しました。
この中のキタアカリはあまり、市場に出回っていないかもしれません。ほくほくして、ふかしてもよし、煮てもよしの最近注目の芋です。新じゃがは皮をむかなくてもそのままでおいしくいただけますので、小さい芋はそのままカレーやスープに使うのもいいかと思います。
また、春を彩った絹サヤやスナップエンドウは年をとり、来年の種を取ろうとカランカランに乾燥させています。エンドウに変わって暑くなって出始めたのは、インゲン豆です。インゲンのてんぷらは最高においしいですが、なかなか我が家ではそのように食卓にあがらず、いつも炒め物です。インゲン豆にもいろいろ種類があり、現在出荷しているのは、平さやインゲン、7月に入ると丸さやインゲンの出荷もできるかと思います。

山口 敦史



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