おはようございます
今日も朝からしとしと雪が降っています。
日本列島は寒波で襲われ、各地で災害級の積雪となり、コロナと重なり辛抱、我慢、忍耐といった年明けとなりました。
美作市も数十年ぶりに川、池の水が凍り、子どもたちが氷上でスケートを楽しんでいます。一方、凍結による水道管破裂により緊急の水不足が一時的に高まり、断水の危機でもあります。私たちも、毎日あちこちで水道管が破裂し、毎日水道工具をもって、モグラのようになってあちこち修理に走り回っています。
もちろん鶏舎の水や出荷所の水も凍結してしまい、唯一通水している台所からバケツリレーで水を運んでいます。
なかなかの重労働ですが、鶏舎にいけば鶏たちがキーキー、水がほしいと嘆いてきます。
農場に新しい雛がやってきました。のびのび綺麗なもみ殻の上で戯れています。少し離れた地域からやってきた雛養鶏家も水道管が破裂し、断水しているのでバケツリレーで水を与えているようです。
その数5000羽ということなので、80歳夫婦のこの養鶏家は毎日8トンほどの水をバケツリレーしているというわけです。
信じられない光景ですが、腰を痛めながらも仕方がないと辛抱の日々を過ごされているようです。
この極寒の中、そしてコロナ禍でもそれぞれの持ち場で自分の仕事にひたむきに取り組んでいる人たちの営みの中で、私たちの生活が成り立ち、生かされることを改めて思います。
大根、サツマイモなどは、地上に出ている部分は凍ってしまいました。
年末までピンピンしていた水菜もチリチリになってしましました。
煮込めばおいしいのになあと思ったりしながらも、切り落として出荷しています。
寒い日にはショウガを食べたくなりますが、今年は作っておらず、しょうがないなと思いながら、気持ちをしっかりもち寒さにも負ずにぼちぼちやっていきます。
山口 敦史
(ほのぼのハウス農場通信より)