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ほのぼの日和#14 「お金を貸してほしい」
隊員さんが買い物からドミトリーにもどってきて、「ちょっと面倒なことになった」と私に言った。
買い物しようとしたときに入り口で、「こんにちは」とウガンダの人から話しかけられたと。彼は、ムベンデで何かを勉強していたときにJICAの人(隊員の人)に助けられていたと(school feeを払ってもらっていたらしい)。そして3日前に強盗にはいられたらしく、一文無しになったため、地元のフォートポータルまでの交通費を貸してほしいと。その金額6万シル(日本円1800ー2000円)。隊員さんは、安くない金額と言っていた。
その隊員さんもかなり疑っていて、質問をたくさんして、IDカードらしきものもみせてもらったらしい。金額が妥当か、ネットで調べ、他の隊員さん、アスカリ(ドミトリーの警備員)にも聞いた。妥当のようだと判断して、迷っていたけど、結局その場にいた私含めて3人の隊員さんで2万シルずつ出すことにした。
渡すとき一緒についていった。2ヶ月ほど前に私も、ほぼ同じ場所でウガンダの人に話しかけられ、ムベンデとJICAの話をされた。やはり話し方とか、その人だと思った。その時はJICA の職員さんと待ち合わせをしていて、その方は疑っていてすっと離れた(させられた?)。けどウガンダの彼いわく、この場所にきたのははじめてらしい。
お金を受け取ったときに、その人は涙ぐんでいた。お金は返すといっていたけれど、よくわからない。まあ、そのお金がその人の役に立てばいいかなあと思いつつも、人を素直に信用できないのは悲しいなと思った。物乞いについてこのブログに書いたことが頭をよぎった。
日本ではこんなことほぼほぼないだろうなと思いつつ、この国がいかに日本と違うのか思い知らされた。