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欲というもの

おはようございます、けさも早起きです。というか、早起きを維持するために生活リズムができているので、やはり早起きです。そして、あさのおつとめを終えたあと、『人間通』を一日ひとつ、話を読みます。なかなか面白い本です。この本に書かれてあることはまあ、多岐にわたりますが、一貫しているのが①人間というものは欲を持っている②人はあわよくば他者よりすこし、先を行っていたいと思っている③そうでありながら、人は他者から認められ、褒められ、尊敬されたいと願っている、切ない生き物である。

そうだな、まさにそこだよな。で、それを認められないというか、徒に、欲はダメとかね、欲のないのが聖人だとか思っていると、こう、そのひとの人間の幅がせばまってくると、そう思いますね。人間関係は持ちつもたれつ、と私は常言っていますが、お互いの「自尊心」というものをくすぐりながら、付き合っていくのが、まあ、人間関係の妙であると申せましょう。だから、人褒めというものが出来ると、生きるのはずいぶんと楽になる。そして、生きづらいと感じるひとは、どうも、自分の欲に対しても、他者の欲に対しても、少々清潔を好みすぎるのではなかろうかな、まあ、私もどちらかというと、そういう人だった訳ですが。

人間について、書かれた本はあまたありますが、この『人間通』はよく書かれた本だとおもいます。この著者の他の本はまあ、読まずともよいとは思いますが。それよりはアントニヌス帝の『自省録』とかね、もっと滋養のある本は沢山有ります。

さて、そんな今日の一冊は

大河でとりあげられるらしいですね。なるほどなあ。

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