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長年愛され続けた『鬼ごろし』の看板をついにおろす日がきました。

 40年前に両親がはじめた居酒屋風カラオケ寿司。もはや何屋かよくわからないキャッチコピーはさておき、父が27年前亡くなってから6年前まで母が居酒屋として営業していました。

母が亡くなってからはいろいろ事情がありそのまま放置。今年の秋に2階に住んでいた妹が亡くなり、私が引き継ぐことになったこの家を、いよいよどうしようかと…。


広い座敷は20人くらいで宴会もできる広さ。
小さい座敷もありましたが今は荷物置き場。

こんなにいい感じの店舗ですが、問題があり、残念なことに土地が低くて雨が降るとすぐに水没するんです。床下までは年に数回の頻度で。店内がこんなにすっきりしているのは2019年の台風で床上40cmくらい浸かってしまったため、一気に片付けたからです。飲食店として貸すにはちょっと難しいですよね。

私はとにかく母の面影が残る店の廃虚感が、毎日見てても見慣れなくて、壊してしまおうかとも思ったのですが、店舗移動するのも大変だし…。

そして色んな人の意見を聞いていたら、あんなことやこんなことや、可能性はいろいろあるなと気づき、やりたいことが一気に湧いてきました。やっぱり一人で考えてると視野が狭くなりますよね。今までやりたいと思っていたけどできていなかったことも急にいろいろ浮かんできて、今は世界が広がった感じで妄想がとまりません(笑)

長年、鬼ごろしを支えてくださった皆様には感謝しかありません。

ほんとにすっきり。
寂しいですが、これで店内に日がさして明るくなります。

私の家族はみんな早くに亡くなっているので、私もいつ死んでも良いように一日一日を大切に生きようといつも心がけています(*^^*)

で結局どうするのかというと…
小さな座敷の向こう側に私のお店がありますので、壁をとってつなぎ、作業スペースを広げたり。広い座敷はレンタルスペース、ハンドメイドに特化した感じでミシンレンタルや、お教室や講座用に貸し出したり。
カウンターは今人気のシェアカフェなんかできたりしたら楽しいかなと。
まだまだ妄想中ですのでまたご報告させていただきますね。

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